ライブグッズで変わり種が売れるには理由があります。無難な定番グッズは一定の売り上げが期待できますが、時折ファンの間で話題となるライブグッズはセンスのいい変わり種です。
とはいえ、変わり種グッズに挑戦して売れ残るリスクが怖いといった心配もあるかもしれません。
そんな方に向けて、変わり種が売れる3つの条件と失敗しない選び方、後悔しないための注意点をアーティストグッズの事例と共に解説しました。
ライブグッズ制作を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ライブグッズの変わり種とは?定番との違い

ライブグッズの変わり種とは、意外性・話題性・アーティストの個性が強く反映されたグッズのこと。Tシャツ・タオル・うちわなどの定番品とは区別され、「アイテムとしての珍しさと「世界観表現の強さ」が特徴です。
まず、定番グッズとはどんなものかを確認してみましょう。
| 定番グッズ | 変わり種グッズ | |
|---|---|---|
| アイテム例 | Tシャツ・タオル・トートバッグ・うちわ | 入浴剤・ランチョンマット・下着・フェイスパック |
| 売れる理由 | 誰でも使える安心感・ライブ中に使える | 「らしさ」の強度・話題性・SNS拡散 |
| 在庫リスク | 読みやすい | 読みにくい |
| ファンの購買心理 | とりあえず買う | これは買わなきゃ |
ここで押さえておきたいのは、変わり種=奇抜なグッズ、ではないということです。変わり種が持つ本質は、奇抜さではなく必然性にあります。
ライブグッズが変わり種でも売れる3つの条件

変わり種ライブグッズが売れる条件は、主に以下の3つです。
条件①アーティストの世界観との一致
条件②日常生活に溶け込む実用性
条件③SNSに投稿したくなる仕掛け
3つすべてが揃わなくても、2つ以上の条件を満たせば検討する価値は十分にあります。
条件①:アーティストの世界観と一致している
「なぜこのアーティストがこのグッズを出すのか」がファンに伝わるかどうかは、変わり種のライブグッズ販売では大切なポイントです。
このグッズを出す理由を、ファンに30秒で説明できるか?
ここを説明できないまま自己満足で制作を進めると、「変わってはいるけど、なぜこれ?」という反応となり、むしろ評判を落とす可能性が高まります。
事例:TMネットワーク「TM 熱湯WORK」
TMネットワークのラジオ番組「BEAT CLUB」から生まれた企画で、「宇都宮の湯」「小室の湯」「木根の湯」の3種セットが販売されました。メンバー名がそのまま商品名になっています。
ファンにとってはあの番組の、あのネタという背景や空気感があり、「らしさ」が伝わります。コレクター欲を掻き立てられるライブグッズの事例です。
条件②:実用的で普段使い可能
推しを身近に感じたいというファン心理と実用品の組み合わせは、購買動機として非常に強い傾向にあります。ライブが終わった後も日常的に使い続けられると、コスパが良いと感じられ、購入のハードルが下がります。
普段使いできるかの判断基準は、主に次の3点です。
- 普段の鞄に入るか
- 職場や学校で出せるデザインか
- 1年後も使い続けているイメージが持てるか
アクリルスタンドをカフェに持ち出して写真を撮るお出かけ推し活といった、グッズを日常に持ち込む行動は以前よりずっと自然なものになりました。以下では、変わり種の実用的なグッズで成功した事例をご紹介します。
事例:福山雅治「聖衣セット」

「福山☆冬の大感謝祭 其の十四」のオリジナルグッズとして販売された下着のセット。男性限定でタンクトップ+Tバック、女性限定でキャミソール+Tバックが販売されました。下着なので表からは見えませんが、推しとの距離感をゼロにするという実用的なアイテムです。
条件③:ファンがSNSに投稿したくなる仕掛け
ライブグッズがSNSに投稿されることで、自然な口コミによる認知拡大を狙えます。SNSに投稿されるためには、ファンがSNSに投稿したくなる仕掛けが必要です。SNSに投稿されやすいグッズには、以下のような共通点があります。
- 写真を撮りたくなるビジュアルがある
- 話のネタになる・人に見せたくなる
- 「これ何?」と聞かれるユニークさがある
これらの特徴を持つグッズは、「ファンが投稿 → ファン外が反応 → メディアやまとめサイトで紹介」という順に認知が広がっていきます。SNSで拡散された事例をご紹介します。
事例:ヒプノシスマイク「HPMIトレーディングフェイスパック」

2023年11月に販売されたフェイスパックです。推しキャラの顔でフェイスパックをするというシュールさが伝説のグッズとしてSNSで拡散されました。
ライブグッズの変わり種アイデア一覧
変わり種に挑戦したいけれど、事例で紹介したようなリスクの高い奇抜なグッズはまだ怖い、という場合は、定番ではないけれど使いやすいバランス型のアイテムから始めるのがおすすめです。
以下は、オリジナルファクトリーでも制作できる変わり種候補。定番のTシャツやタオルと組み合わせてラインナップに加えると、物販にも幅が出ます。

インテリアになる。アート系・バンド系と親和性が高い。

実用性と記念品の両立。コンパクトで持ち帰りやすい。

服・バッグに貼れる。手軽な価格帯で購入ハードルが低い。

毎日使う実用品。手に持つたびに推しを感じられる。

低価格・コレクション性が高い。痛バとの相性◎。

ライブ中に使えて、会場の一体感を演出できる。

毎日使う実用品。定期やICカードと一緒に推しを持ち歩ける。

コンパクトで持ち運びやすい。女性ファン層に刺さりやすい。
オリジナルファクトリーでは、グッズ制作以外にも、持ち込み印刷や予算や素材に合わせた制作も可能です。少量からの制作実績もあります。
過去の制作事例をぜひ参考にしてください。
オリジナルファクトリー内にあるアイテム以外で、個別の制作のお問い合わせはこちらからどうぞ。
\持ち込み印刷や個別制作の相談をしてみる/
ライブグッズを変わり種にして後悔しないための注意点

変わり種グッズで後悔する原因は、グッズを何にするかだけではありません。発注数・ターゲットのズレ・法令対応など、制作前の注意点がいくつかあります。
発注数を読み誤らない
変わり種グッズは定番品に比べて需要の予測が難しいため、初回の発注数の設定には注意が必要です。
- 売れすぎた場合:追加発注が間に合わず機会損失になる
- 売れなかった場合:在庫を抱え、廃棄コストが発生するリスク
これらの失敗も避けるためには、最初からまとめて大量発注するのではなく、小ロットで初回発注 → 売れ行きを確認 → 追加発注という段階的なフローが有効です。
小ロットに対応している制作会社を選ぶことでリスクコントロールできます。
ターゲットの性別・年齢層とズレないようにする
面白いけれど、ファン層には合わなかったという失敗は、変わり種で起こりやすいパターンの一つです。
グッズを企画する前に、ファン層の年齢・性別・ライフスタイルを改めて整理しましょう。変わり種グッズだからこそ、通常より深いターゲット設定が必要です。
持ち帰りやすさや価格帯を確認する
ライブ会場でのグッズ販売は、その場で購入・持ち帰ることが前提です。どれだけ魅力的なデザインでも、以下の条件が満たされていないと購入してもらいにくくなります。
- 大きすぎない・重すぎない
- 壊れやすい素材ではない
- 価格は定番品と比較して納得感がある
また、変わり種は定番品より相場感が伝わりにくいため、価格設定が難しくなります。自分ならいくらで購入するかの視点で価格設定することが大切です。
食品・化粧品・電気製品は法令や安全性も確認する
食品・化粧品・電気製品のカテゴリには通常のグッズと異なる法規制があります。
通常のグッズ制作会社では対応できないカテゴリも多いため、制作依頼の前に必ず確認しましょう。
ライブグッズの変わり種を制作する手順

変わり種ライブグッズの制作は、アイデアの絞り込み→試作確認→販売チャネルの設計の3ステップ。この流れで進めることで、在庫リスクと品質リスクの両方を管理できます。
STEP1:売れる3つの条件チェックリストで絞り込む
経済産業省の資料でも、コンテンツ産業の海外展開において、ライブイベントやグッズ類の物販が収益化の手段の一つとして言及されています。売れるグッズを作るためには、この記事で紹介した3つの条件でグッズを絞り込みましょう。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 条件①世界観との一致 | なぜこのアーティストがこれを出すのかをファンに30秒で説明できるか |
| 条件②実用性 | ライブ後も日常で1年使い続けるイメージが持てるか |
| 条件③SNS拡散性 | ファンが写真を撮って投稿したくなる要素があるか |
3つの条件がすべて揃っている必要はありません。2条件以上があれば、検討する価値があります。
STEP2:試作サンプルを確認する
デザインデータと実物のイメージには、必ずギャップが生じます。特に色味・質感・サイズ感は、画面上では判断しにくい部分。変わり種は定番品と比較すると、完成品をイメージしづらいもの。以下のフローで制作を進めると安心です。
- 小ロットで試作を発注する
- 実物を手に取り、色・質感・サイズ感を確認する
- 問題がなければ本発注数を決定する
時間が許せば、このフローを踏むことで、大量発注後に想像と違ったとなるリスクを減らせます。
STEP3:販売チャネルと在庫管理を設計する
ライブ当日の会場販売だけに限定すると、来場できなかったファンへの販売機会を逃します。また、ライブ期間中に売り切らなけらばならないため、在庫過多の可能性も心配です。これらのリスクを減らすためには、事後通販やオンラインショップとの並走を検討しましょう。
また、受注生産型の制作会社を活用すれば、在庫を持たないリスクフリーな運用も可能です。ただし、変わり種は製造工程が複雑なケースもあり、定番品より納期が長くなる場合があります。時間に余裕を持って発注することをおすすめします。
まとめ

ライブグッズで変わり種が売れるかどうかは、奇抜さではありません。まずは、以下の条件をチェックしてみましょう。
条件①:なぜこのアーティストがこれを出すのかファンに伝わるか
条件②:ライブ後も日常で使い続けられる実用性があるか
条件③:ファンがSNSに投稿したくなる仕掛けがあるか
3つすべてが揃わなくても、2条件以上を満たせば変わり種で十分に戦えます。まずは、3条件チェックリストでアイデアを絞り込み、小ロットの試作から始めてみてください。
オリジナルファクトリーでは、1個からの試作サンプル制作にも対応しています。
- こんなグッズを作れるか試してみたい
- どのアイテムが自分たちに合うか相談したい
このような方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
\持ち込み印刷や個別制作の相談をしてみる/
既存のアイテムの中からオリジナルグッズを手早く気軽に制作されたい方は、オリジナルファクトリーのアイテムの中から選んで注文するのがおすすめです。
\60種類以上のアイテムから選べる&簡単3ステップ注文/
