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UVインクジェット印刷とは?対応素材一覧と入稿データの3大NG、活用事例まで

オリジナルグッズの制作や、自社製品への名入れなどを検討していると、「UVインクジェット」という印刷方法を耳にすることがあるかもしれません。

しかし、「通常の印刷と何が違うのか」「自分の作りたいアイテムに適しているのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、UVインクジェット印刷の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、適した素材や実際の制作事例まで、創業50年の印刷のプロが初心者の方にもわかりやすく解説します。

これからオリジナルグッズの制作やノベルティの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめの記事です
  • UVインクジェット印刷の仕組みや、通常のインクジェット印刷との違いを知りたい方
  • アクリル・金属・木材・革など、自分が使いたい素材に印刷できるか確認したい方
  • オリジナルグッズやノベルティ制作で、どの印刷方法を選ぶべきか迷っている方
  • 小ロット・多品種でフルカラー印刷できる方法を探している方
  • 入稿データの不備や印刷トラブルを防ぎ、イメージ通りに仕上げたい方
目次

UVインクジェットとは

UVインクジェットとは、専用のインクを素材に吹き付け、その直後に紫外線を当ててインクを硬化させる印刷方法です。

紙だけでなく、アクリルや金属、木材、ガラス、革などにも直接フルカラーで印刷しやすいため、オリジナルグッズやノベルティの制作、工業製品まで幅広い分野で活用されています。

紫外線でインクを硬化させる印刷方法

UVインクジェットの仕組み

UVインクジェット印刷の基本的な流れは、次のとおりです。

工程内容
1. デザインデータを作成ロゴ、イラスト、写真、文字などのデザインデータを作成する 
2. 素材をセットアクリル板、金属プレート、スマホケースなど印刷対象物を機械に固定する 
3. インクを吹き付けるプリンターのヘッドから、デザインに合わせてインクを直接吹き付ける
4. UVライトを照射紫外線を当て、インクを瞬時に硬化させる
5. 仕上がりを確認印刷位置、色味、密着性、汚れなどを確認する

使用するインクは主に3種類で、それぞれ役割が異なります。 

白インク(ホワイトインク)
透明素材や濃い色の素材に使う下地用インク。白インクを先に印刷することでカラーの発色が鮮明になります。

カラーインク
CMYKをベースにデザインの色を表現します。フルカラーの写真やイラストも鮮やかに表現できます。

クリアインク(ニスインク)
透明なインクで、デザインの上に重ねることでツヤ感や立体感(厚盛り)を生み出せます。

通常のインクジェット印刷との違い

UVインクジェット インクジェット 違い

家庭用プリンターに代表される通常のインクジェット印刷とUVインクジェット印刷の大きな違いは、インクの定着方法です。

通常のインクジェット印刷は、インクを素材に染み込ませたり、表面で乾燥させたりして定着させます。

一方、UVインクジェットは、紫外線によってインクを瞬時に硬化させ、素材表面にインクの膜を作るように定着させます。そのため、幅広い素材に対応しやすく、インクが染み込まない硬い材質にも鮮明な印刷を施すことが可能になります。 

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比較項目通常のインクジェット印刷UVインクジェット印刷
インクの定着方法乾燥させる紫外線で硬化させる
主な印刷対象紙・布など吸収素材が中心 アクリル、金属、木材、ガラス、革、プラスチックなど幅広い
乾燥・硬化時間必要ほぼ即時に硬化するため不要
フルカラー表現得意得意
立体物への印刷基本的に不向き平面〜緩やかな曲面に対応しやすい
質感・厚盛り表現 〇(クリアインクで対応可)

UVインクジェット印刷のメリット6つ

UVインクジェット印刷のメリット

UVインクジェット印刷には、オリジナルグッズ制作や販促品制作に適したメリットが多くあります。ここでは主な6つのメリットを詳しく解説します。 

版代が不要で小ロット・多品種制作に向いている

シルクスクリーン印刷などの従来の手法では、色ごとに版を作成する必要があり、初期費用(版代)がかさみます。 

しかし、UVインクジェット印刷はデジタルデータを直接出力するデジタル印刷のため、版を必要としません。1個・1枚からでも追加の版代なしに印刷できるため、「試作品を作りたい」「デザイン違いで複数の種類を手軽に用意したい」といった多品種少量制作のニーズに柔軟に対応できます。 

乾燥待ちがなく、短納期に対応しやすい

乾燥工程が必要な印刷方式では、インクが乾燥するまで次の工程に進めません。特に、白インク→カラーインク→クリアインクと複数回重ねて印刷する場合は、各層の乾燥ごとに待機時間が生じ、全体の工程が長くなります。

UVインクジェット印刷では、UVライトを当てた瞬間にインクが硬化するため、印刷直後から梱包や次の加工作業に移ることができます。乾燥待ちの時間を大幅に短縮できるため 、お急ぎの案件や短納期での納品にも柔軟に対応しやすいのが強みです。

フルカラー・写真・グラデーションを表現しやすい

デジタルデータを用いて微細なインクの粒を吹き付けるため、高精細な印刷が可能です。写真の繊細な色合いや、複雑なグラデーション、多色使いのイラストなども、モニターで見たイメージに近いフルカラーで美しく表現できます。

使用する色数が増えても版を追加する必要がなく、多色デザインでもコストが大幅に上がらないのも特徴です。 

対応素材が幅広い(アクリル・金属・木材・革など)

インクを表面で固めるという特性上、インクを吸収しない多種多様な素材に直接印刷できます。

代表的なアクリル樹脂はもちろん、アルミニウムやステンレスなどの金属、温かみのある木材やMDF(木質ボード)、さらには本革や合皮まで、幅広い材質に対応可能です。アイデア次第で多岐にわたるオリジナルグッズの制作ができます。 

クリアインクや厚盛りで質感のある表現もできる

カラーインクだけでなく、透明なクリアインクを使用できるのも大きな魅力です。

特定のデザイン部分だけにクリアインクを乗せてツヤを出したり、インクを何層にも重ねて印刷する「厚盛り印刷(グロスプリント)」を行ったりすることで、立体的で高級感のあるテクスチャを表現できます。

アクリルグッズや高級感のあるノベルティ、ブランドロゴ入りアイテムなどでは、こうした質感表現を加えることで、見た目の印象を高めやすくなります。 

白インクを使えば、透明素材や濃色素材への印刷にも対応可能 

UVインクジェットは、カラーインクだけでなく白インクも使用できます。

透明なアクリル素材やガラスに印刷する際、カラーの下に白インクを敷く(白引き)ことで、デザインが透けずにくっきりと発色します。

また、黒や紺といった濃い色の素材に印刷する場合も、白インクを下地にすれば素材の色にデザインが沈まず、本来の鮮やかな色彩を表現することが可能です。素材の地の色を選ばずに発色を調整できるのは大きな強みです。

UVインクジェット印刷のデメリット・注意点

UVインクジェット印刷 デメリット

非常に万能に見えるUVインクジェット印刷ですが、得意なことばかりではありません。

仕上がりのトラブルを防ぐためにも、あらかじめ苦手な条件を知っておきましょう。

球体や凹凸のある素材への印刷は苦手

UVインクジェットは、基本的に平面への印刷を得意とする印刷方法です。緩やかな曲面への印刷も可能ですが、専用治具が必要となる場合もあります。

球体や深い段差、大きな凹凸面への印刷には適しておらず、印刷ムラやぼやけ、印刷位置のズレが発生しやすくなります。

素材の形状やサイズといった個別の条件によってもUVインクジェット印刷が可能かどうかは変わってくるため、他の印刷方式も視野に入れつつ印刷会社に相談するのが確実です。

密着性が弱い素材には前処理やプライマーが必要になる

UVインクジェットは幅広い素材に対応しやすい一方で、素材によってはインクが定着しにくい場合があります。

たとえば

表面が非常になめらかな素材
撥水性・撥油性のある素材
特殊なコーティングが施された素材など

インクが密着しにくく、印刷後に剥がれが生じやすい素材に印刷する場合は、前処理を施したりプライマーと呼ばれる下地処理剤を使用したりします。

プライマーを印刷前に塗布することで、素材とインクの密着性を高め、剥がれを防ぎやすくなります。

折り曲げや強い摩擦がかかると割れ・剥がれの可能性がある

UVインクジェットは、紫外線で硬化したインクの膜を素材表面に作る印刷方法です。

そのため、印刷後に強く折り曲げたり、鍵や金具など硬いものと頻繁に擦れたりすると、インク面に割れや剥がれが起きる可能性があります。 

屋外で長期間使用する場合も、紫外線・雨風の影響で劣化し、剥がれてしまうケースがあります。

使用環境を想定したうえで、事前に印刷方法やコーティング加工を検討すると安心です。

UVインクジェット印刷の可否がわからない方へ

弊社では、UVインクジェット印刷に限らず、多数の印刷方式・加工に対応しております。創業50年、国内自社工場で蓄積されたノウハウを活かし、最適な印刷方式をご提案いたします。

ご検討段階の方もまずはお気軽にご相談ください。

UVインクジェットで印刷できる素材・できない素材

UVインクジェット印刷 対応素材

UVインクジェットは対応素材が広い印刷方法ですが、素材ごとに向き・不向きがあります。ここでは、代表的な素材と注意点を整理します。 

印刷できる代表素材(アクリル・金属・木材・ガラス・革など)

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素材印刷適性主な用途例注意点
アクリルアクリルキーホルダー、アクリルスタンド、プレート透明素材は白インクの有無で見え方が変わる
ABS
プラスチック
スマホケース、カードケース、雑貨表面処理により密着性が変わる
金属名入れプレート、記念品、銘板素材によってプライマーが必要な場合がある
木材木札、木製雑貨、インテリア品木目や凹凸により発色・にじみ方が変わる
ガラス△〜○ガラスプレート、記念品密着性確認が必要。プライマーを使う場合がある
革・合皮△〜○ケース、ポーチ、レザー調グッズ柔らかさやシボの深さに注意
紙・ボードパネル、POP、展示会ツール素材の反りや厚みに注意

「印刷できる」とされる素材であっても、すべての製品に同じように印刷できるわけではありません。

たとえば、同じアクリルでも厚みや表面加工が違えば仕上がりが変わります。金属やガラスのように表面が硬くなめらかな素材では、密着性を高めるための処理が必要になることもあります。 

印刷が難しい/不向きな素材とその理由(シリコン・布地系など)

UVインクジェットが難しい素材には、いくつかの共通点があります。

ただ、個別の素材・形状・サイズによって印刷可否は変わってくるため、下記の表を参考としつつも最終的には印刷会社に相談すると安心です。

素材・条件不向きな理由
シリコン撥水性・撥油性があり、インクが密着しにくい
布地・Tシャツ生地が柔らかく、折れ曲がりや洗濯で剥がれやすい
毛羽立ちのある素材表面が均一でなく、印刷が安定しにくい
強く伸縮する素材インク膜が伸縮についていけず割れる可能性がある
深い凹凸のある素材インクの着弾位置がずれやすい
球体・複雑な曲面印刷面とヘッドの距離が一定になりにくい

プライマー(下地処理)を使えば印刷できる素材もある

金属、ガラスなど、インクがそのままでは密着しにくい素材でも、プライマーを素材の表面に塗布(または印刷)することで印刷できる場合があります。

プライマーが接着剤のような役割を果たし、素材とインクがしっかりと結びつき、実用レベルに密着性を高めることができます。 

「この素材はダメだろう」とあきらめる前に、まずは素材名や用途を添えてお問い合わせください。 

\印刷可否のご相談・試作・素材サンプル送付にも対応/

UVインクジェットが難しい場合の代替印刷方法

もし作りたいグッズの素材や形状がUVインクジェットに不向きな場合は、以下の代替印刷方法を検討しましょう。 

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条件検討したい印刷方法向いているケース
曲面・円柱に印刷したいパッド印刷
シルクスクリーン印刷
ボールペン、ボトル、円柱形状のノベルティ
布製品に印刷したいDTF印刷
シルクスクリーン印刷
昇華転写(ポリエステル)
Tシャツ、トートバッグ、タオル
大ロットの単色印刷シルクスクリーン印刷
パッド印刷
ロゴのみ、単色名入れ、大量ノベルティ
凹凸面や曲面に貼りたいUV-DTF印刷直接印刷が難しい素材や曲面への転写
写真やフルカラー表現UVインクジェット
昇華転写
DTF印刷
グッズ、写真入りアイテム、キャラクター商品

迷った場合は、次のポイントを整理しておくと適した印刷方式を選びやすくなります。

  • 何に印刷するか(素材)
  • どのくらい作るか(数量)
  • どのように使うか(用途)
  • デザインは何色か(色数)
  • 屋内用か屋外用か(耐久性)

最適な印刷方法を迷っている方へ

弊社では、多様な印刷方法・加工を通じて、オリジナルグッズ制作や持ち込みでの印刷、小ロット~数百個単位の制作までさまざまなニーズにお応えしています。

用途や素材を伺ったうえで最適な印刷方式をご提案いたしますので、ご検討段階の方もまずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらから

身近なグッズで見るUVインクジェットの活用事例

UVインクジェット印刷 活用事例

UVインクジェット印刷は、その素材対応の幅広さからさまざまな場面で活用されています。代表的な活用事例をカテゴリ別にまとめました。 

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ジャンル代表的なグッズUVインクジェットが向いている理由
推し活グッズアクリルキーホルダーアクリルスタンドアクリルプレートフルカラーイラストや透明素材との相性が良い
デバイス関連USBメモリスマホケースモバイルバッテリーロゴや写真、キャラクターを直接印刷しやすい
雑貨ミラーポーチカードケースコンパクトケース小ロット・名入れ・デザイン違いに対応しやすい
販促/ノベルティ名入れボールペンロゴ入りグッズ記念品企業ロゴやキャンペーンデザインを入れやすい
店舗什器メニュー表示案内プレートショップカード立て店舗の世界観に合わせたオリジナル制作がしやすい
展示会・サイン展示会パネルサインPOP案内板短納期・フルカラー・少量制作に対応しやすい

UVインクジェット印刷は、フルカラー表現や小ロット制作が求められるグッズとの相性が良い印刷方法です。イベント用のオリジナルグッズから企業のノベルティ、店舗の備品まで幅広い分野で活用されています。

エクセル・タムでの制作事例

360度全面プリントでインパクト大の合皮ポーチ。印刷後に縫製をするため細部まで美しく妥協のない仕上がりに。

オリジナルデザインが目を引く合皮のパスケース。両面印刷が可能です。

クリアケースの質感、透明感を活かし、繊細なデザインを表現。端末の色によっても印象が変わります。

凹凸のある立体的なデザインで手触りとツヤが特徴的なスマホケースに。高級感ある仕上がりになりました。

エクセル・タムでは、企業様・個人のお客様を問わず、UVインクジェット印刷によるさまざまな制作実績がございます。実際の仕上がりイメージや活用事例について、詳しくはこちらのページをご覧ください。 

【エクセル・タム】UVインクジェット印刷事例

【失敗を防ぐ】やりがちな入稿データの3大NGと対策

UVインクジェット印刷 データ作成

いざUVインクジェットで印刷を依頼する際、入稿データに不備があると、イメージ通りの仕上がりにならないことがあります。 

ここでは、実際によくあるトラブルを3つ取り上げ、原因と対策を解説します。

画像の画質が低くぼやける

よくある失敗のひとつが、画像の解像度不足です。スマートフォンで保存した画像や、Webサイトからダウンロードした小さな画像をそのまま使うと、印刷時にぼやけたり、ギザギザが目立ったりすることがあります。 

NG例起こりやすいトラブル
小さな画像を無理に拡大するぼやける、粗くなる
SNS用画像をそのまま使う画質が足りない場合がある
スクリーンショットを使う文字や線がにじむことがある

対策

印刷データは、実際の仕上がりサイズで 300dpi以上 を目安に用意しましょう。 

スマートフォンの写真を使う場合も、できるだけサイズの大きいオリジナルデータを使用することが重要です。 

ロゴやイラストの場合は、Illustrator形式などのベクターデータ(AI・EPS・PDF形式)があると、拡大しても劣化しにくくなります。

透明素材でデザインが透けてしまう

アクリルなどの透明素材にカラーインクだけで印刷すると、光を透過してしまい、デザインが透けて薄く見えてしまいます。 「データ上では問題なく表示されるのに、実物では背景が透けている」というトラブルは珍しくありません。 

対策

透けを防止したいデザイン部分の裏側に、「白インク(白引き・白ベタ)」を印刷するデータを追加しましょう。カラーインクの下に白インクを敷くことで、発色が良くなり、透けのないくっきりとしたデザインに仕上がります。 

ポイント

  • カラーインクの下に白インクを敷いて透けるのを防止したい部分
  • 白インクそのものをデザインの一部として使用したい部分
  • 透明感を活かしたい部分

が混在する場合には、どこにどのように白インクを入れるかを指定する必要があります。

迷った際は、印刷会社に確認するのが確実です。

細すぎる線・文字・デザインが潰れてしまった

細すぎる線や小さすぎる文字は、印刷時に潰れたり、欠けたりすることがあります。特に、複雑なロゴ、細い装飾文字、小さなコピーライト表記、繊細なイラスト線などは注意が必要です。

UVインクジェットは細かな表現に対応しやすい印刷方法ですが、素材の表面状態や印刷サイズによっては、データどおりに再現しきれない場合があります。

対策

線の太さは最低でも 0.3mm以上(できれば0.5mm以上を推奨)、文字サイズは 7pt以上 を目安にするのが安全です。暗い背景に白い文字を抜く(白抜き)デザインの場合は、インクが広がりやすいため、少し太めのフォントを選ぶと失敗を防げます。 

細かいデザインが含まれる場合は、本番印刷の前に校正刷り(テスト印刷)を依頼し、実物で確認することをおすすめします。 

UVインクジェット印刷に関するよくある質問

最後にお客様からよく寄せられる疑問について、Q&A形式でお答えします。 

UVインクジェット印刷は1個からでも依頼できますか?

はい、対応可能です。UVインクジェット印刷は、版を作らずにデータから直接印刷できるため、1個からの小ロット制作に対応しやすい印刷方法です。 

ただし、少量になるほど1個あたりの単価は高くなります。数量が増えると単価が下がるため、まずはお気軽にご相談ください。

曲面や円柱にも印刷できますか?

緩やかな曲面であれば対応できる場合がありますが、円柱の側面全周への印刷や深い凹凸がある形状は、UVインクジェットでの対応が難しいケースがほとんどです。

このような形状にはパッド印刷が適していることが多いため、形状の詳細をお知らせのうえご相談ください。

布やTシャツにも印刷できますか?

一般的な布地やTシャツへの印刷は、UVインクジェットには不向きです。 布は柔らかく、折れ曲がったり洗濯したりするため、硬化したインクが割れたり剥がれたりする可能性があります。

Tシャツ、トートバッグ、タオルなどの布製品には、DTF印刷、シルクスクリーン印刷、昇華転写などの印刷方法が適しています。素材と用途をお伝えいただければ、最適な方法をご提案します。 

革素材やビニール素材に印刷できますか?

革、合皮、ビニール素材にも、条件によってはUVインクジェットで印刷が可能です。
ただし、素材の柔軟性が高い場合は、インクが割れてしまう可能性があるため事前にサンプル確認を行うと安心です。

屋外で使うものにも印刷できますか?

屋外使用については、素材・用途・使用環境によって耐久性が変わってきます。UVインクは一定の耐水性を持ちますが、長期間の屋外(直射日光や雨風に継続的にさらされる環境)での使用には限界があります。

屋外用途をご検討の際は、耐候性の高い素材の選定や、ラミネート加工の併用も含めてご提案させていただきます。

溶剤インクジェットとUVインクジェットの違いは何ですか?

溶剤インクジェットは有機溶剤を含むインクを使用し、インクが素材に浸透・乾燥することで定着する印刷方式です。屋外耐候性が高いため、大型バナーや屋外看板への使用に適しています。

一方、UVインクジェットは紫外線でインクを硬化させるため、アクリル・金属・木材など硬質な素材に幅広く対応できます。

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比較項目溶剤インクジェットUVインクジェット
定着方法溶剤が素材に浸透・乾燥紫外線で硬化
主な用途屋外バナー・大型看板小物グッズ・硬質素材への印刷
屋外耐候性高い素材・加工による
対応素材ビニール・フィルム系が中心アクリル・金属・木材など幅広い
揮発臭(VOC)多い少ない
UVインクジェット印刷はアルコールで拭いても大丈夫?

日常的な消毒としての軽い拭き取りであれば問題ないケースが多いです。ただ、強くこすったり、高濃度アルコールで頻繁に拭いたりすると、印刷面が傷んだり、ツヤが変わったり、剥がれの原因になったりする可能性があります。

アルコール清掃への耐性は仕様によって異なるため、事前試験が必要です。

店舗備品、医療・美容系の備品、飲食店で使うメニューや案内板など、アルコール清掃が想定されるものは、事前に使用環境をお伝えください。

UVインクジェット印刷で使用できるカラーは?

基本的なCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)のフルカラーに加え、白(ホワイト)と透明(クリア)のインクを使用できます。

インクの組み合わせで多彩な色を表現できますが、金・銀・蛍光色などの特色表現は、通常のCMYK印刷では完全に再現できない場合があります。

ブランドカラーや特色指定がある場合は、事前に色味の確認を行うと安心です。

UVインクジェット、UVとあるけど安全性は大丈夫?においは?

印刷工程ではUVランプを使用しますが、それはプリンター内部での処理であり、完成品が紫外線を発するわけではありませんのでご安心ください。

硬化済みのUVインクは安定した状態であるため、通常の使用において安全上の問題はありません。また、溶剤インクと比べてVOC(揮発性有機化合物)の発生が少なく、においも抑えられているのが特徴です。

乳幼児が口に入れる可能性がある製品や食品に直接触れるものなど、特別な配慮が必要な用途の場合は事前に相談することをおすすめします。

UVインクジェットと、他の印刷方式の違いは?

主な印刷方式との比較をまとめました。

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印刷方式版の有無小ロット対応素材フルカラー主な特徴
UVインクジェット不要幅広い即時硬化・硬質素材対応
シルクスクリーン必要汎用的△(色数制限あり)大ロット・高耐久
パッド印刷必要曲面・立体対応△(色数制限あり)曲面・3D形状に強い
DTF印刷不要布・繊維系布製品への転写印刷
昇華転写不要ポリエステル系色褪せしにくい鮮やかな発色
オフセット印刷必要紙中心大量印刷・高品質

印刷方式は、素材、形状、数量、デザイン、使用環境によって適したものが変わります。「どの印刷方法を選べばよいか分からない」という場合は、作りたいグッズのイメージをもとに相談するのがおすすめです。

まとめ

UVインクジェット印刷は、版代不要で小ロットからフルカラー印刷ができ、アクリル・木材・金属など多種多様な素材に対応できるグッズ制作に適した印刷方法です。推し活グッズから企業のノベルティまで、幅広いオリジナルアイテムの制作で活躍しています。

一方で、布地や球体への印刷が苦手であったり、透明素材や濃色素材への印刷時には「白引き(白インク)」の考慮が必要であったりと、知っておくべき注意点もいくつか存在します。作りたいグッズの形状や素材に合わせて、最適な印刷手法を選ぶことが成功の鍵となります。

「この素材に印刷できる?」「どの印刷方法が自分の用途に合っている?」など、お気軽にお問い合わせください。創業50年、豊富な印刷実績をもとに、最適な方法をご提案します。

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