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TPUスマホケースの黄ばみを取ることはできるのか!?実際に検証してみた!

一人一台は必ず持っているとされている携帯電話。その携帯電話に皆さんはどんなケースを使用していますか?

ソフトケースやハードケース、手帳型など様々なスマホケースが売られていますね。
その中でもTPUクリアスマホケースは、どこのお店でも販売されているメジャーなタイプで、安価ということもあり、大変人気のスマホケースです。


また、近年推し活やハンドメイドブームなどで、推し相手の写真が入れられたり、好きな押し花などをはさめることから需要が高まっているんです。

私もこのTPUクリアスマホケースを使っている一人ですが、だんだん黄ばみが目立ってくるのが悩みの種。
丁寧に扱いなるべく傷もつかないように使用して、ケース自体は綺麗なのに、気づくと黄ばんでいる状態。みなさんも経験したことがあるのでは?
今回の記事では、この黄ばみを取るにはどうしたらいいかをまとめてみました!

目次

黄ばみの原因

黄ばみを取るにはまずは原因を知らないとですね。
TPU素材のスマホケースの黄ばみの原因は主に4つあります。

1.TPU素材自体の経年劣化
2.プラスチックに含まれた酸化防止剤が起こす化学変化
3.たばこのヤニ
4.汗や手などの皮脂汚れ

こんなにたくさんの黄ばむ原因があったのですね。

TPUケースの黄ばみが取れるか検証

続いて、どうやったら黄ばみが取れるのかなぁと調べてみたところ、「酸素系漂白剤」・「塩素系漂白剤」で落ちるかもしれないとの情報を得ました。
これはやってみるしかない!と、黄ばみを取る方法を実際に検証してみました。

検証1 酸素系漂白剤で黄ばみを落としてみる

まずは「酸素系漂白剤」から検証していきたいと思います。

用意するものは、下記の3点。

・黄ばんだスマホケース
(今回は1年使用した黄ばんだケースを使用しています)
・酸素系漂白剤(税込627円)
・スマホケースを漂白剤に浸けるケース(税込110円)

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左:1年使用したケース 右:新品のケース

酸素系漂白剤とお湯を1:1の割合で混ぜます。
混ぜた液体の中に黄ばんだスマホケースを浸けます。

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できれば太陽にあてられる場所に置き1週間放置します。
一週間後取り出してみて黄ばみがとれていれば水洗いして乾かして再度使用が可能です。

検証2 塩素系漂白剤で黄ばみを落としてみる

次は「塩素系漂白剤」を検証したいと思います。

こちらも用意するものは、下記の3点。

・黄ばんだスマホケース
(今回は在庫として1年保管されて黄ばんだケースを使用しています)
・塩素系漂白剤(税込217円)
・スマホケースを漂白剤に浸けるケース(税込110円)

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左:新品のケース 右:1年保管されたケース

塩素系漂白剤とお水を1:1の割合で混ぜます。
混ぜた液体の中に黄ばんだスマホケースを浸けます。

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1~2日間放置します。
1~2日間後取り出してみて黄ばみがとれていれば水洗いして乾かしてこちらも再度使用が可能です。


検証結果
今回は2つの方法を検証してみました。検証した結果、どちらも黄ばみは落ちませんでした。

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酸素系漂白剤に1週間浸け置きした
TPUスマホケース

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塩素系漂白剤に1~2日間浸け置きした
TPUスマホケース

残念です。
ですが、TPUの黄ばみは本来落ちにくいもの。
使用状況や使用頻度にもよりますが、使用年数が数年経ってるのであれば、黄ばみが落ちない事がほとんどのようです。


この方法で黄ばみが落ちなかった場合は、紫外線吸収によるTPU自体の劣化が原因の為、黄ばみは落ちません。潔く新しいものに買い替えましょう。

今回黄ばみを取ろうと用意した材料にかかった費用は、合わせて1067円。費やした日数は1週間。
かかる材料費と手間を考えたら、同じ1000円前後で制作できるハードクリアスマホケースに買い替えするのが良いかもしれません。


TPU素材の柔らかさが好きでお使いの方には、触り心地が硬い感触になるハードクリアスマホケースに抵抗があるかもしれませんが、ポリカーボネート素材でできているので、TPU素材に比べて黄ばみにくいケースです。

ハードクリアスマホケース

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1.2年で買い替えるなら、990円で作れるハードクリアスマホケースがオススメ

黄ばみを防ぐ方法

TPU素材の特徴として、熱に弱く、紫外線があたると黄ばみんでしまう特徴があります。夏場の窓越しや車内、冬場の暖房器具の近くなどには、できるだけおかないようにしましょう。紫外線にあてないようにする事が大切です。
また、少しでも長持ちさせたいという人は、黄ばみができるまで放置しておかないで、1カ月に1回ほど、定期的なお手入れをお勧めします。

TPU以外のプラスティック素材とお手入れ方法

メジャーなスマホケースとして知られているTPU素材ですが、スマホケースに使用されているプラスティック素材は他にも2つあるんです。
それは、「ポリカーボネート」「シリコン」。「TPU」を含めると3種類あります。


3種類のプラスティック素材の特徴とお手入れ方法をそれぞれ解説していきたいと思いますので、自分が使ってるのはどれなのか?あてはめてみてくださいね。

ポリカーボネート(PC素材)
ポリカーボネートは、衝撃性や耐久性に優れた強固なプラスチック素材。また、透明性にも優れ加工もしやすいので、ハードケースによく使われています。

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【お手入れ方法】
ポリカーボネートのケースが汚れる原因は手あかがほとんどです。まずは乾いた布で乾拭きしてみましょう。

それでもとれない場合は、水を含ませた布か中性洗剤を染み込ませた布で軽くふいてください。

薬品耐久性がないので、消毒用エタノールや除光液、漂白剤などは使用しないほうが良いでしょう。

・シリコン
シリコンは近年人気がありスマホケース以外にも使用されています。

ゴムのような柔らかさがありスマホを落とした時に衝撃から守ってくれます。
いろんな形に加工しやすく柔らかい肌触りから厚みのある立体的なキャラクターケースに使用されることも多いようです。

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【お手入れ方法】
埃や繊維のごみならばコロコロクリーナで簡単に取れます。黒ずみは、歯磨き粉やせっけんなどを付けてブラシで軽くこすりましょう。シリコンは細かな繊維が付きやすいので、洗った後はタオルなどでふかず自然乾燥にするといいでしょう。

・TPU
TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)は、ゴムみたいなしなやかな弾力と硬質プラスチックのような強固さを合わせ持った素材。
熱すると柔らかくなって加工しやすくなり、冷ますと硬くなる、性質を持っています。加工のしやすさとコスト面からソフトタイプのスマホケースに多く用いられています。

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【お手入れ方法】
ポリカーボネートのケースと同様のお手入れ方法になります。ただし黄ばみの汚れについては、上記で説明した通り、「酸素系漂白剤」か「塩素系漂白剤」を、各漂白剤とお湯またはお水で1:1の割合で混ぜ、決まった日数に浸します。決まった日数に浸したら水で洗い流し乾燥させます。

黄ばみを気にしないでいいスマホケースとは?

TPU素材のスマホケースを使用し続ける以上、
「黄ばみを取るには手間や時間がかかる」、「経年劣化であれば黄ばみを100%取る事は無理」、黄ばみに関して悩みは尽きなそうです。


この悩みから解放されるには、黄ばみを気にしないケースを使用すればいいのです。
では、黄ばみを気にしないでいいスマホケースとはどんなケースでしょう?


黄ばみを気にしないでいいスマホケース、それはハードクリアスマホケースと強化ガラススマホケースです。
先に挙げたハードクリアスマホケースもTPU素材に比べて黄ばみにくいケースなのでおすすめです。


それ以外におすすめなスマホケースが、強化ガラススマホケースになります。
こちらの素材は、ガラス素材なので黄ばみは関係ありません。1.2年ごとに黄ばみの為に買い替える必要もありません。
しかも、強化ガラスなので、万が一携帯を床に落とした時でも安心です。

強化ガラススマホケース

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背面ガラス部分が強化ガラス、側面部分はTPU素材でできている一体化ケース
TPU素材は黒色の為、黄ばみを気にしなくて済みます。

まとめ

今回、TPU素材のスマホケースが黄ばむ原因や対処法をご紹介させていただきました。
プラスティック素材の黄ばみは長い間ほっておくと取れにくいので、こまめに漂白した方が良さそうですね。
また、黄ばみは紫外線を浴びておこるので、できるだけ紫外線にあてないようすることも大切です。
それでもTPU素材自体の劣化には勝てません。


TPU素材の物を使用する際は、1~2年での買い替えや黄ばむことを前提に使用することが必要かもしれません。黄ばみが気になる方は、最初から黄ばまないケースを選ぶことをお勧めします。

また、代表的で人気のあるスマホケースの各素材のお手入れ方法もご紹介しました。ぜひこの情報を参考にして、スマホケース選びやお手入れに役立ててくださいね。

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