会場内に同じようなブースが並ぶ中、ぱっと目に入る素敵なブースがありますよね。そのように注目されるブースを目指し、ぴったりサイズの素敵な敷き布を作りましょう。
同人サークルやイベントで使う敷き布はブースの印象を左右する重要な要素です。来場者に良い印象を持ってもらうためには、作品を引き立てる敷き布の適切なサイズや生地、デザインの選定が欠かせません。
この記事では、敷き布サイズや生地やデザインの選び方、さらにどこで買うのがいいか紹介します。お客様を引き寄せる素敵なブースを作りたい方はぜひ参考にしてください。
同人サークルにおすすめの敷き布サイズ
同人サークルやイベントで一般的に使用される敷き布のサイズの横は90cm、縦は通路側に垂らす分を考えて最低100cm以上の大きさがおすすめです。
一般的に使われる長机は幅180cm×奥行き45cmなので、このサイズの敷き布なら机の半分のスペースにぴったり置けます。隣の出展者のスペースに敷き布が侵入してトラブルになることもありません。
少し大きめのサイズの敷き布を選び、折りたたんで使うこともできます。しかし、フラットにならないため展示品が倒れたりズレたりして見栄えが悪くなりがちです。
敷き布を作るなら「横90cm×縦100cm以上」のサイズを選ぶと間違いありません。
同人サークルで使う敷き布はどこで買う?
敷き布をどこで買うか悩んでいませんか?同人サークルで使われている敷き布は手作りのものから、プロに印刷してもらう本格的なものまでさまざまです。
ここでは敷き布が買える場所をご紹介します。
100均
100均で購入できる布は100円〜500円程度。コストを抑えて敷き布を購入したい人におすすめです。
しかし、以下のデメリットもあります。
- ほつれ止めをする必要がある
- サイズが小さめ
- 薄く強度がない
ほとんどの布は端処理されていないため、自分でほつれ止めをする必要があります。また、サイズは小さめで希望する大きさの布があるとは限りません。そのため、1枚で足りない場合、同じ布で複数そろえられない可能性があります。
100均の布は値段相応の強度しかないことが多く、大きなイベントでは他店と比較したときに見栄えが劣るかもしれません。何度も利用する可能性があれば耐久性も心配です。
小規模な同人サークルかつ一時的な使用でコストをかけたくない場合は、100円ショップの安さは魅力的です。しかし、ライバルに差をつけて目立ちたい場合は少し質感の良い布のほうが良いかもしれません。
手芸用品店
ユザワヤなどの手芸用品店では布を指定サイズにカットできるので、横90cm×縦100cmに合わせて購入できます。また端を縫ってもらったり、便利なポケットをつけたりなどオーダーメイドも可能です。
布代は薄手の安いもので1m300円程度、厚手の生地で1m500円〜700円程度、高級生地は1m1,000円を超えるものもあります。
100円ショップと比較すると値段は高くなりますが、布の品質もよく自由にカスタマイズできることを考慮すると値段分の満足感を得られるでしょう。
ただし、加工するごとに数百円ずつ料金がどんどん追加されるため、合計金額は意外に高くなるケースがあります。店員に相談すると断りにくいと思うタイプの方は、事前にオーダーメイドの料金表などを確認しておくと料金が予測できるので安心です。
ネットショップ
ネットショップでは、さまざまなデザインの敷き布が購入できます。とくにオリジナルデザインを布に印刷してもらいたい場合は、オリジナルデザイン専門のネットショップが便利。同人サークルに最適なサイズの敷き布が4,000円〜10,000円程度で作れます。何度も使う予定のある方におすすめです。
注文は好きなデザインを作成してネット上にアップロードするだけと簡単です。展示作品の特徴やイメージを敷き布に印刷しておけば、求めている人の目に留まる可能性も高まるでしょう。
さらに、このようなネットショップでは敷き布専門の布を取り扱っているため、どの布が良いか悩む必要がありません。同人サークルで利用するために最適な布を用意したい方、展示品を来場者にアピールしたい方はネットショップのオリジナル印刷がおすすめです。
同人サークルで使える敷き布の種類
サイズさえ合えばどんな布でも良いわけではありません。ここでは、生地とデザインに分けて選び方を解説します。
生地
同人サークルで使いやすい布の生地はツイルとポンジです。それぞれの特徴を知り、自分に合った生地を選びましょう。
ツイル
ツイルは綾織りの一種でその織り目が斜めの畝状に見えることが特徴です。織物の糸密度を上げて織るため肉厚で丈夫、長期間の使用にも耐えられます。
平織りと比べると糸が浮き立体感があるため摩擦には弱いですが、柔らかくしっかりとした質感です。伸縮性が高くシワになりにくいという特性も持っています。
長期間使用する予定がある場合にはツイルがおすすめです。
ポンジ
ポンジはポリエステル100%で作られた平織りの生地で、発色が良く軽量であることが特徴です。鮮やかな色彩を活かしたいデザインに最適。イベントのブースで使用すると作品を引き立てられます。
さらに、ポンジは雨に濡れてもすぐに乾くため、屋外イベントに向いている生地です。ポンジでも厚手のものはシワになりにくく美しく設営できます。
トロマット
トロマットは、耐久性と軽量性を兼ね備えたポリエステル100%の平織り生地です。シワになりにくく発色の良いマットな質感。インクがのりやすい生地なので、繊細なデザインも鮮明に表現できます。
柔らかいため洗濯も可能。折りたたんでの持ち運びも簡単です。屋外での短期間使用に適していますが、紫外線に弱く色褪せが生じるため、長期的な屋外利用には適していません。
スエード
スエードは表面に微細な毛羽立ちがある高級感のあるポリエステル製の生地です。独特な柔らかな光沢と滑らかな手触りが特徴。靴やカバンなどに使用される合皮スエードとは異なります。
印刷すると鮮やかに発色するため、見た目や生地の肌触りにこだわりたい方におすすめです。ただし、雨風には弱いため屋外での長期使用には向いていません。
デザイン
デザインは敷き布が同人サークルの雰囲気に合っているか、作品が魅力的に見えるかが重要なポイントです。
敷き布の色と柄の選び方を解説します。
色
敷き布の色は、グレーや紺、茶系のような落ち着いた色味を選ぶと作品が引き立ち、同時に汚れも目立ちにくくなります。逆に、作品が暗めの色合いの場合は、敷き布は白や薄い色にすると作品が映えるためおすすめです。
展示したい作品の反対色を選ぶと、視覚的なコントラストが生まれ作品を目立たせる効果があります。事前にメインの作品を並べてみて、色画用紙などでどの色と相性が良いのかチェックすると具体的にイメージできます。
柄
敷き布の柄は、基本的にはシンプルなものがおすすめです。柄が派手すぎると作品自体よりも目立ってしまいます。作品の魅力が敷き布に埋もれてしまい、うまく引き出せません。
しかし、敷き布にロゴやキャッチコピーを印刷しておけば訴求効果を高められます。イベントの来場者に目を留めてもらいたい場合は、前に垂らす部分のみデザインを入れましょう。前面のみのデザインなら作品の魅力を邪魔しません。
敷き布につけるポケットの使い方
敷き布の手前側にポケットをつけておくと、必要なものをすぐに取り出せます。同人サークルでは、以下のようなものをポケットに入れておくと便利です。
- 文房具
- ノート
- ガムテープ
- うちわ
- ペットボトル
また、小銭を入れるためにプラケースを使っていると、お客様を目の前にして小銭入れがどこかにいってしまい焦ったことはありませんか?
ポケットをジッパー付きにして中に小銭を入れておくと、このような心配もありません。ポケットを後付けするのが面倒なら、市販のポーチや布を折り返した部分を安全ピンで留めるだけでも簡易ポケットになります。
机の上に置く作品が軽いと、ペットボトルのような重いものを入れると敷き布がズレてしまうことも。敷き布はテープでしっかりと留めておくと安心ですね。
同人サークルの敷き布を選ぶ上での注意点
同人サークルの敷き布を選ぶ際にはいくつかの注意点があります。これらを考慮することで、イベントがスムーズに進行し、来場者からの見栄えも良くなりますよ。
2つの注意点をご紹介します。
防炎製品を選ぶ
敷き布を選ぶ際には火災時のリスクを減らす防炎製品がおすすめです。実は、安全性の問題だけでなく、イベントによっては日本防炎協会の認定タグがついた防炎製品でなければ、会場に持ち込めないケースがあります。
せっかく準備した敷き布を当日持ち込めないと、開始前から気分が下がってしまう可能性も。このようなトラブルを避けるためにも、安全規定に違反しないタグ付きの防炎製品を選んでおくと間違いありません。
厚めの生地を選ぶ
厚めの生地を選ぶことで、敷き布が折り目でシワになりにくくなります。薄い生地は折りたたんだ際に折り目がつきやすく、見た目が悪くなるだけでなく不衛生な印象を与えてしまいがちです。
また、薄くて軽い生地は風で簡単にズレたり、飛ばされたりするリスクがあります。イベント中に敷き布が動くと、作品がきれいに並ばず来場者からの印象も悪くなる可能性があります。とくに、屋外イベントや風の影響を受けやすい場所では、厚手の重い生地を選ぶことが大切です。
まとめ
この記事では、同人サークルで使う敷き布のサイズや布の選び方、また購入できる場所について紹介しました。
重要な点をまとめます。
- 敷き布の一般的なサイズは、横90cm×縦100cm以上
- 同人サークルの敷き布は100円ショップ、手芸屋、ネットショップで購入可能
- ツイル生地は肉厚で丈夫、ポンジ生地は発色が良く軽量、厚手なら屋外イベント向き
- デザインはシンプル、ロゴやキャッチコピーを入れると訴求効果あり
- 手前に垂らす部分にポケットをつけると便利
- 防炎で厚めの敷き布を選ぶとトラブルになりにくい
作品を見てもらうためにも、まずはブースに来てもらう必要があります。デパートの売り場なら同じ商品でも良い商品に見えるように、敷き布の色や柄、生地の質感にこだわると商品の売り上げも変わってきます。
この機会に作品の魅力を伝えるオリジナルデザインの敷き布を作ってみませんか?
オリファクなら同人サークルに最適サイズの防炎製品認定タグ付きの敷き布が税込み3,900円〜。注文が確定してから最短2営業日で発送します。
サークル布
¥3,900〜2,200(ポンジ・税込・送料別)
様々なイベントで活躍する長机用の防炎対応テーブルクロスです