推し祭壇とは、推しへの愛情を表現する特別なスペースのことです。しかし、推し祭壇を初めて作る方は、以下のように感じるかもしれません。

本記事では、推し祭壇とはどんなものか、作り方や活用アイデア、雰囲気を格上げするプラスワンアイテムについて詳しく解説していきます。

推し祭壇とは

推し祭壇は「オタク祭壇」とも呼ばれています。応援する気持ちを表現する方法として、近年人気の推し活スタイルです。推しの祭壇を作って楽しむオタクを「祭壇オタク」と呼びます。

推し祭壇の魅力

推し祭壇の一番の魅力は「推しがそばにいるような感覚」を味わえることです。お気に入りのグッズで埋められた空間を眺めるだけで、心が満たされたり元気をもらえたりします。

生誕祭や記念日といった特別な日は、仲間と一緒に大きな祭壇を作ってお祝いすることも。

祭壇は単なる「グッズを置く場所」ではなく、愛情を表現したり神格化した推しを拝んだりできるオタク文化となりつつあります。

推し祭壇を作る場所

推し祭壇は自宅で楽しむタイプと、スタジオなどで楽しむタイプがあります。それぞれ詳しく解説します。

自宅

自宅に推し祭壇を作るなら、広いスペースを確保しなくても十分楽しめます。

設置場所は、棚の上、カラーボックスの1スペース、壁などが一般的です。机の上なら、透明のボックス内に祭壇を作り、スペースを仕切る使い方もできます。

家族や来客に見られるのに抵抗がある方は、扉付きの棚やクローゼットの中など、隠せるスペースに作ると良いでしょう。

ソファーに座ったままやベッドに横になったままなど、生活シーンを想像して設置場所を決めると、いつでも無理なく推しを眺められます。

スタジオ

大きな祭壇を作って推しのイベントを楽しみたい方は、スタジオやレンタルスペースの利用がおすすめです。

生誕祭やデビュー記念、CD発売日など、推しの特別な日に仲間と一緒に作る祭壇は格別。スタジオならテーブルや椅子、照明、背景アイテムなど、自宅ではそろえられないアイテムを使えるため、大規模な祭壇を作ることも可能。

グッズで埋めつくしたり、バルーンやガーランドで華やかにしたり、世界観をとことん追求した「映える推し祭壇」が作れます。

後片付けに手間がかかるのはデメリットですが、参加者でワイワイ片付けるのも楽しいかもしれません。

最近では、ホテルやカラオケ、カフェなどに「推し活プラン」があることも。推し活プランを活用すれば、「大型モニターで上映会をしながら祭壇を眺める」といった贅沢な時間も叶います。

小さめでおしゃれな推し祭壇の作り方

「スペースが限られてるけど、センスある推し祭壇を作りたい！」そんな方におすすめなのが、小さめでおしゃれな推し祭壇。初心者でも作りやすい推し祭壇の作り方を紹介します。

テーマやイメージを考える

まずは祭壇のテーマやカラーイメージを決めましょう。推しの雰囲気や作品の世界観に合わせると、統一感が出て一気におしゃれ度がアップします。

背景に布やカラー紙を貼ったりして、テーマに合った雰囲気を演出しましょう。色は2～3色に絞ると、一体感のある印象になります。

飾るグッズや量、レイアウトを決める

限られたスペースで手持ちのグッズすべてを並べると、逆にごちゃついて見えます。そのため、テーマに合ったグッズを厳選することが大切です。

祭壇全体の雰囲気がクールなイメージなら、スーツ姿やシックな衣装のグッズを中心に。反対に、かわいらしい世界観にしたいときは、笑顔の推しやカジュアルな衣装のグッズを選ぶと、統一感のある空間をつくれます。

一方で、グッズの数が少ない場合は、あえて空間を作ることでメインアイテムが引き立つ祭壇を作れます。メインに何を迎えるかが、センスの見せ所です。

また、アクスタや缶バッジなどの細かいアイテムは、知らないうちに汚れや傷がついていることもあります。グッズを飾る前に状態をチェックし、拭き取りやメンテナンスをしてから並べましょう。

百均グッズで立体的に飾る

高さや奥行きを意識することが、おしゃれ見えのポイントです。グッズを平面的に並べると単調な推し祭壇になってしまいます。また後ろのグッズが隠れてしまうことも。そんなときは、百均のアイテムで高さを出す工夫がおすすめです。

祭壇を作るときには、メインにしたいグッズを中心に置き、周囲にグッズを配置していくとバランスを取りやすくなります。

写真やステッカーを入れたフレームを背景に立てたり、リボンや布を足して立体感を出したりすれば、コンパクトながら見ごたえのある祭壇を作れます。

ライティング（照明）にこだわる　

ライティングは空間の印象を左右する重要な要素です。推し祭壇に光を加えると、雰囲気がガラッと変わります。

推しカラーに合わせたライトを使えば、祭壇全体に統一感が生まれます。スポットライトでメイングッズを照らせば、まるで推しがステージに立っているかのような神々しい姿を演出できます。

ライティングに使えるテープライトやスタンドライト、アルファベットライト、LEDキャンドルなどは、雑貨屋さんや百均、ネットで購入できます。

光の強さや色合いによって雰囲気は大きく変わるので、自分のイメージにぴったり合うライティングを探してみてください。

推し祭壇の活用アイデア

お気に入りのグッズを並べたこだわりの推し祭壇は、作って終わりではありません。ここでは推し活がもっと楽しくなる、推し祭壇の活用アイデアを紹介します。

生誕祭を盛り上げる

推しの生誕祭（本人不在の誕生日会）は、SNSのトレンドに上がるほど、ファンにとっては特別なイベントです。

そんな特別な日に、誕生日仕様の華やかな祭壇を作ってお祝いするのも推し祭壇の楽しみ方の一つ。カラフルなバルーンやガーランドで飾り付けたり、お祝い用のケーキを飾ったりして、推しの誕生を祝いましょう。

推しの存在を身近に感じられる生誕祭は、推し活定番の祭壇活用方法です。

自分だけのスペースで癒される

推しは日常生活の疲れや嫌なことを忘れさせてくれる存在です。疲れた日や嫌なことがあった日でも「推し」だらけの祭壇が自宅の一角にあるだけで、心がふっと軽くなるでしょう。

自分だけの大切なスペースだからこそ、お手入れにも気を配りましょう。祭壇の埃や汚れはこまめに取り除き、写真やカードなどは保護フィルムに入れ、テープの粘着やクリップで傷ついていないかチェックします。

また、地震対策の転倒防止グッズや、グッズの日焼け対策として日陰を作れる位置に設置しておくと安心です。

魅力的に撮影する

推し祭壇を明るくはっきりと写したい場合は、自然光の入る明るい場所での撮影がおすすめです。反対に、ムードを出したいときは、間接照明を使用し、あえて暗い部屋で撮影します。ただし、フラッシュはグッズに反射してしまうため避けましょう。

正面・真上・斜め・少し引いてなど、いろいろな角度から撮影を試してみてください。全体を撮影するなら斜め上から引きで撮るときれいに収まります。

反対に、メインのアクスタなど一つだけを目立たせたいときは、そのグッズにピントを合わせて背景をぼかすと、より推しが輝きます。

撮影した後は、加工アプリで明るさや色味を調整し「映え」も意識してみましょう。キラキラ加工で推しを引き立てる方法も人気があります。

SNSで推し活仲間と繋がる

完成した祭壇を撮影し、ハッシュタグをつけてSNSに投稿してみましょう。自分と同じ推しを応援する仲間が見つかったり、思いがけない交流が生まれたりすることが多いようです。

InstagramやXで「推し祭壇　○○（推しの名前）」と検索すると、たくさんの素敵な推し祭壇が投稿されています。他の人のアイディアを参考に、自分の推し祭壇をブラッシュアップしてもいいですね。

リアルの友人にはなかなか話せない推しトークも、ファンアカウントなら思いきり共有できます。推し活を通じて、同じ熱量の仲間とつながれるのも、推し祭壇の大きな魅力です。

推し祭壇を格上げするプラスワンアイテム　

手持ちの推しグッズが少ない場合は、自作をしてみてはどうでしょうか。推し祭壇を格上げするプラスワンアイテムを紹介します。

推しの存在感を高める

推しの存在感を高めるなら、高低差や立体感のあるアイテムをプラスするのがおすすめです。イメージにピッタリのメインアイテムとしても。

高さと奥行きが備わったミニキャンバスは、推し祭壇の主役としてピッタリなアイテムです。イーゼル付きなので、飾り方に悩む心配もありません。

お気に入りの写真やイラストで作るアクスタは、自分だけのオリジナルグッズ。イメージ通りのポーズや表情の推しをメインにした祭壇が作れます。

世界観を追及する

装飾にこだわり、世界観を追求する推し祭壇も素敵です。フォントやカラーにこだわれば、唯一無二の空間が完成します。

イラストに文字を入れられるタペストリー。キャラクターの決め台詞やキャッチコピーを入れて、作品の世界観に没入するのもよいですね。

高さの出る手旗を使えば、空間を有効活用できます。推し祭壇のテーマをイラストや文字で表現し、シンボルのように飾っても。

まとめ

推し祭壇とはどんなものか、小さなスペースでもおしゃれになる推し祭壇の作り方や、活用アイデアのポイントは以下のとおりです。

自宅に推し祭壇を作って自分だけの特別な空間を楽しんでみませんか？

推し祭壇に飾るオリジナルグッズを作成する際は、さまざまなグッズに対応しているオリジナルファクトリーに、ぜひご依頼ください。