オリジナルグッズ制作に興味はあるけれど、「本当に儲かるの?」「利益率はどのくらい?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
趣味で始めたグッズ制作が副業や本業に発展するケースもある一方で、利益が出ずに終わってしまう人も少なくありません。
そこで本記事では、オリジナルグッズの利益率の相場や利益率を高めるコツ、初心者が気をつけるべきポイントなどを詳しく解説します。
これからグッズ制作を始めたい方、そして収益性を高めたい個人クリエイターや事業者はぜひ参考にしてみてください。
1.オリジナルグッズの利益率はどのくらい?ジャンル別の相場とは

オリジナルグッズの利益率は、商品ジャンル・制作方法・販売チャネルなどによって異なりますが、平均的な利益率の目安は以下の通りです。
商品ジャンル | 利益率の目安 |
---|---|
アパレル商品 | 約30%〜50% |
アクリルグッズ | 約30%〜40% |
雑貨 | 約30%〜40% |
同人グッズ | 約30%〜40% |
デジタルコンテンツ | 約70%〜90% |
上記の中でも、特に利益率が高いのは原価がかからないデジタルコンテンツです。一方で、物理的なグッズの場合は製造コストや送料、在庫リスクも考慮する必要があります。
2.オリジナルグッズで利益を出す戦略とは?

オリジナルグッズで利益を出すためには、以下の戦略がおすすめです。
現在利益率が低く困っている方、これから利益率をアップさせたい方はぜひ参考にしてみてください。
(1)コストを下げる工夫をする
基本的なことですが、オリジナルグッズで利益を出すためには、大量ロット発注で1個あたりの原価を下げたり、制作工程を簡略化することが重要です。
例えば、Tシャツのオリジナルグッズ作成では、シルクスクリーン印刷よりも少量ならオンデマンド印刷の方が効率的な場合もあります。
さらに、原価が低く、販売価格を高く設定できる商品を選ぶこともポイント。ステッカーや缶バッジなどは単価が低いため、工夫次第で高利益を狙えます。
コストを下げるためには、以下のポイントを意識しておくのがおすすめです。
・大量発注で一つあたりの原価率を下げる ・業者を比較して価格交渉を行う ・不要な加工は避ける ・原価のかからないデジタルグッズなどと組み合わせる |
特に、印刷所や仕入れ先によって価格が大きく異なるケースも多いため、同じクオリティのオリジナルグッズならば安い価格で対応してくれる業者を探すようにしましょう。
(2)ブランド価値を高める
見た目やデザインだけでなく、ストーリー性・独自性・限定性を出すのも、利益率を上げる大切な戦略です。
例えば、「このキャラクターにはこんな背景がある」「このグッズは◯周年記念で期間限定」といった“共感できる物語”や“希少性”は、ファンの購買意欲を大きく刺激します。また、パッケージやロゴ、世界観を統一することでブランディング力が高まり、他の商品との違いを際立たせることが可能に。
さらに、SNSやECサイトでの一貫したビジュアル展開、丁寧な顧客対応などもブランド価値向上に最適です。結果として「このブランドの商品なら安心して買える」と思ってもらえれば、価格に対する抵抗が下がり、リピート購入や口コミによる拡散にもつながりますよ。
そのため、ブランド価値を高めることで、原価率はそのままでも利益率がアップする仕組みを作ることが期待できます。
(3)売れる商品を分析する
「誰に何を売るのか」を明確にするのも、オリジナルグッズ販売で利益を上げるために必要な戦略です。
例えば、推し活グッズ・趣味特化型アイテム・ファンコミュニティ向け商品は安定した需要があり、自分のショップにとっての「売れ筋商品」になる可能性が高いです。
「どの層に刺さっているのか」「市場のニーズは何か」を見極めることで、多少高価格でも手に取る人が多い商品を作成できるでしょう。
3.利益率を高めるテクニック

ここでは、利益率を高めるために、初心者の方でもすぐに始められるテクニック2つを紹介していきます。
(1)SNSやECサイトでのブランディングを行う
昨今、商品の価値を高めて売るためにかかせないのが、インスタやXでブランドイメージを発信し、ファンを獲得することです。
世界観の統一したSNSの活用は、ファンを獲得しやすく目にとまりやすいのが特徴。
また、BASEやShopify、BOOTHなど、自分に合った販売方法を選ぶことでより統一感のあるブランディングを行えますよ。
(2)高価格で販売できるものを選ぶ
現在販売しているオリジナルグッズは、作成に手間がかかり利益率が低くなっていませんか?
自分のブランドを軌道に乗せるためにも、まずは「高価格で販売できる商品」をいくつか用意しておくのがおすすめです。
例えば、「限定Tシャツ」、「シリアルナンバー入り」「イベント限定カラー」などは、原価が低くてもブランディングなどによって価値を出しやすく、付加価値をつけることで希少性を演出できます。
これにより「今しか手に入らない」という購買動機を刺激し、価格に対するハードルを下げることが可能です。
4.利益率を圧迫する「落とし穴」に注意

オリジナルグッズ制作では、以下のような見落としがちなコストが利益を圧迫する原因になる場合もあるため、注意しておきましょう。
・配送料 ・梱包資材費 ・ECサイトの手数料(5〜10%) ・キャンセル・返品対応による損失 |
オリジナルグッズ販売では、これらも見越して価格設計・利益率の試算を行うことが重要です。
また、原価以外に発生する「人的コスト」や「時間的コスト」も見逃せません。例えば、注文管理・梱包作業・発送手配・顧客対応など、地味に時間や労力がかかる業務は積もると大きな負担になる可能性があります。
特に個人で運営している場合は、時間=コストと考え、必要に応じて外注化やツール導入の検討をするようにしましょう。
5.利益率が高いオリジナルグッズの特徴とは?

利益率が高いオリジナルグッズについて、限定Tシャツやイベント限定カラーなどを紹介してきましたが、その他には以下のものが挙げられます。
(1)カスタマイズ性が高い商品
カスタマイズ性の高い商品は、顧客が自分だけのアイテムを作れるという理由から利益率を上げやすい特徴があります。
例えば、名前やメッセージを刻印できるアイテムなどは、唯一無二で自分用・プレゼント用にも使用しやすく、価格に対する満足度が高まりやすいのが特長です。
代表的なアイテムには、ネーム入りマグカップ・刺繍入りハンカチ・カスタムスマホケース・メッセージ入りアクリルスタンドなどがあり、オプションで色やフォント、メッセージなどを選べるようにすることで、商品単価も上げやすくすることが可能。
現在オリジナルグッズの利益率にお悩みの方は、自分だけの特別感を求めるユーザーをターゲットにするのもおすすめですよ。
(2)他のブランドと差別化されたデザイン性がある商品
他の競合商品と差別化された商品は、「ここでしか買えない」という理由から高価格でも販売できるのが特徴です。
そのためには、オリジナル性の高いデザインやアイディアが詰まったグッズであることが前提となります。
例えば、独自のアートやブランドイメージを反映したグッズなど、他の人には作れないオリジナルグッズは多少高価格帯でも売れやすい傾向にあります。
特に、目を引くデザインやファッション性のあるアイテムはリピーターも獲得しやすく、コアなファンの獲得にも繋がりますよ。
(3)日常使いできる実用性がある商品
実用的で、日々の生活に密着したアイテムは、ユーザーが購入しやすく、リピーターの獲得も期待できるのが特徴です。
例えば、スマホケース、タオル、エコバッグ、マグカップ、タンブラーなど、「いくつあっても困らないもの」「消耗品」「汚れる可能性があるもの」は、単価が低くても大量発注でコストを下げられ、購入頻度の高さで利益を出しやすくなります。
日常で使うアイテムならば購入頻度も必然と高くなるため、利益率にお悩みの方は実用性の高い商品もぜひ視野に入れてみてはいかがでしょうか。
(4)セット販売でお得感を演出する商品
セット販売でお得感を演出する商品も利益率アップにおすすめです。
その大きな理由として、単品よりもセット販売を行うことで商品自体の単価を上げつつ、消費者に「お得感」を提供できることが考えられます。
例えば、Tシャツ+ステッカー+缶バッチのセットなど、1回の購入でより多くの利益を得られるように設定するのがポイント。
また、キーホルダー+ステッカー+ポストカードのセットなどは、1アイテムごとの原価は抑えつつ販売価格を高めに設定できるため、利益率を上げやすく購入者にはお得感を演出できます。
さらに、セット販売は同時に配送コストや手間も抑えられるため、利益率をより高めることが可能になりますよ。
6.オリジナルグッズの利益率に対してよくある質問

ここでは、オリジナルグッズの利益率に対してよくある質問をまとめました。
それぞれ詳しく回答していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)在庫を持たずにグッズ販売はできるの?
オリジナルグッズの販売を行う多くの方が悩むのが、在庫管理です。
在庫の保管場所の確保や、事前の作成費用は負担が大きく、「売れた分だけ手元に置いて管理したい」と考える方も多いのではないでしょうか?
結論、在庫を持たずにグッズ販売することは可能です。
在庫を持たない場合は、受注生産にすることによって発送日を調節し、在庫リスクなしで販売が可能になります。万が一売れ残ってしまった際の損失を抑えることが期待でき、初期投資も少なく済みますよ。
(2)オリジナルグッズは知識がないと作成できない?
オリジナルグッズの作成を検討する際、「知り合いに業者がいないとできないのでは?」「知識がないから無理かも」と諦めてしまう方も多くいます。
結論から言ってしまいますが、知識がなくてもオリジナルグッズの作成は可能です。もちろん、業者の知り合いも必要ありません。
ネットワークが発達した現代では、無料のデザインツールなどを活用することでオリジナルデザインを簡単に作成できます。
また、オリジナルファクトリーならスマホひとつで簡単に自分だけのグッズを作成することも可能。
注文は1つから行えるため、在庫管理もしやすく、高クオリティな商品を安価で作成・販売できます。
7.利益率の高いオリジナルグッズ制作はどこがおすすめ?

利益率の高いオリジナルグッズ制作なら、「オリジナルファクトリー」がおすすめです。
ここでは、オリジナルファクトリーが特におすすめの理由3つを紹介します。
(1)少量から制作可能
オリジナルファクトリーでは、在庫を抱えるリスクなく、1点からオリジナルグッズ製作が可能です。
そのため、初心者でも気軽に始めることが可能。「売れるか分からないけど、試しに作ってみたい」という方もすぐに実行でき、あなたのオリジナルグッズショップオープンの強い味方になってくれますよ。
(2)高品質な商品を作れる
オリジナルファクトリーの商品は最新のプリント技術と高品質な素材を使用しています。
そのため、デザイン通りの仕上がりを実現。使用感の満足度も高いため、リピーターを獲得しやすいのも魅力です。
(3)簡単に作成できる
オリジナルファクトリーでのグッズ制作は、簡単3ステップで完了します。
手順は以下の通りです。
①オリジナルファクトリーのサイトを開き、作りたいグッズを選ぶ ②スマホから画像をアップしデザインを作成 ③注文して完了 |
デザインが決まっている方なら5分〜10分程度で完了するため、簡単にこだわりの作品を作ることが可能。
誰でも作れる簡単仕様で、完全オリジナルのグッズ制作を行えますよ。
8.おすすめの利益率の高いオリジナル商品
最後に、オリジナルファクトリーで制作できる、おすすめの利益率の高いオリジナル商品3つを紹介します。
(1)アクリルキーホルダー

形状に沿ったカットで作成できるアクリルキーホルダーは、低価格での作成可能です。(注文数によって割引率が異なります)
大量注文にも向いているため、売れ筋の商品になれば高い利益率が狙えます。
また、その他アクリルチャームやアクリルスタンド、アクリルマルチマーカー、アクリルMagsafeグリップなども取り扱っているため、用途に合わせて商品を展開できるのもおすすめポイントです。
(2)スマホケース

幅広い種類のあるスマホケースも、オリジナルグッズ制作で高利益を狙えるおすすめ商品です。
オリジナルファクトリーでは、ハード素材のスマホケースから、クリア、強化ガラス、手帳型など好みに合わせて素材を選ぶことが可能。
カラーバリエーションでパターンを増やしたり、期間限定デザインを作成したりと、さまざまな方法で高利益を目指せるおすすめ商品です。
(3)Tシャツ

1年中活躍するTシャツも、オリジナルファクトリーならお手頃価格で作成できます。
こちらは、しっかりと厚みのある素材になっており、長く愛用してもらうことが可能。幅広いデザイン・ボディカラー・プリントサイズに対応しているため、商品展開がしやすいのも魅力です。
個性的なデザインにすることで、ブランドイメージを確立するとともに、高単価での販売が期待できますよ。
まとめ
本記事では、オリジナルグッズで利益率を上げるためのポイントやおすすめの商品について解説しました。
ネットショップが普及する昨今は、いかに他社との違いをアピールできるか、唯一無二の世界観を出せるかが重要なポイントです。
特に、SNSを使用したブランディング効果は絶大で、上手に活用することで利益率アップが狙えます。
ただし、購入者の期待を裏切らないようにするためには、高品質な素材でクオリティの高い商品を提供することが重要。そのためにも、オリジナルファクトリーのような信頼できる業者に依頼し、期待値を上回るようなオリジナルグッズを作成しましょう。
注文は1つから対応してくれるオリジナルファクトリーで、ぜひ利益率の高いこだわりのグッズを制作してみてくださいね。