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大判印刷とは?用途からサイズ・素材・料金相場・データ作成まで印刷会社が解説

大判印刷とは

大判印刷(大判出力)とは、ポスターや横断幕などA2サイズ(420mm×594mm)以上の大きな面に印刷することを指します。紙ポスターだけでなく、発泡パネル・布製タペストリー・屋外用横断幕など、大判印刷は用途によって選択肢がさまざまです。

その一方で、サイズ・素材の違い、料金相場、納期、入稿データの作り方が分かりにくく、初めての方ほど不安になりがちです。

本記事では、創業50年の印刷会社(エクセル・タム)が、大判印刷の代表的な用途、サイズ一覧と選び方、紙・パネル・布・ターポリンといった素材の特徴、料金相場や納期の目安、データ作成の基本ルールまで、まとめて解説します。

こんな方におすすめの記事です
  • どこからが大判印刷になるのか、サイズの目安が知りたい方
  • 大判印刷で作れるものや素材、加工方法など概要をつかみたい方
  • 大きなポスターや横断幕を作りたいが、サイズや素材で迷っている方
  • 大判印刷の費用相場や入稿データの作り方を把握しておきたい方
目次

大判印刷とは?一般的な印刷との違い

大判印刷とは、文字通り「大きなサイズ」の印刷物の総称です。明確な業界規格があるわけではありませんが、一般的にはA2サイズ(あるいはB2サイズ)以上のものを大判と呼ぶことが多くなっています。

現在の大判印刷は、オンデマンド(必要な分だけ)で1枚から対応できるのが一般的で、主にインクジェット出力が採用されます。

名刺やチラシ、冊子といった「手に取って読む」印刷物に対し、大判印刷は「掲示・装飾」を目的とした印刷物である点が最大の違いです。

大判印刷は、貼る/立てる/吊るすといった「設置前提」のものが多く、印刷そのものだけでなく設置方法や掲示環境まで含めて設計するのがポイントになります。

一般的な印刷との違い

サイズが大きい=「遠くから見えるか」を前提に設計する

近くで読むチラシと違い、数m先から見られることが多いので、文字サイズや情報量の設計が重要です。

「掲示期間」「屋内/屋外」で素材・インク・加工が変わる

屋外なら耐水・耐候性、屋内なら発色・反射の少なさなど、優先順位が変わります。

設置のための加工がある

パネル貼り、ラミネート、ハトメ、縫製など「設置のための加工」までセットで考えるのが大判印刷です。

大判印刷で作れるものは?代表的な用途と事例

大判印刷の活用シーンは、ビジネスからイベントまで非常に広範囲です。用途によって最適な素材やサイズ、加工が異なります。ここでは、大判印刷の代表的な用途をご紹介していきます。

用途がお決まりの方はこちら

店舗のポスター・POP・ウィンドウサイン

店舗の壁面ポスターや新商品の告知、セール案内などは大判印刷の定番です。また、店舗のガラス面に直接貼る「ウィンドウサイン」も、大きな面積を活かした高い販促効果が期待できます。

遠くからでも一目で「何のお店か」「何のキャンペーンか」が分かるように、次の3点を意識したデザインにすると失敗しにくいです。

デザインのポイント
  • キャッチコピーは短く、太く、大きく
  • 背景と文字のコントラストを強めに
  • 写真を使うなら“1枚で主役が分かる”ものに絞る

展示会・イベントのパネルやバックパネル

展示会ブースで自社サービスを紹介するパネルや、記者会見などの背景として使われる「バックパネル(インタビューボード)」も大判印刷の領域です。 

この用途で重要なのは、印刷品質だけでなく組み立て・持ち運び・再利用まで含めた設計です。

使い方によって意識すべきポイント
  • 持ち運ぶなら「軽い」「折れにくい」素材
  • 立てるなら「反りにくい」「自立させやすい」仕上げ
  • 何度も使うなら「汚れにくい」「表面保護」も検討

横断幕・懸垂幕・タペストリー

店舗の外に掲げる横断幕・懸垂幕(縦長の幕)、屋内イベントの装飾・案内表示としてのタペストリーも人気です。ここでは紙よりも、布(トロマット等)やビニール系素材のターポリンといった柔らかい素材が選ばれやすくなります。

屋外で使う場合は、風・雨・日差しなどの環境の影響を受けるため、素材だけでなく、インクや加工選びも重要です。色あせにくいUVインク、ハトメ加工や縫製(補強)を検討しましょう。

社内掲示・案内サインなど、社内向けの活用例

社内イベントの告知、工場や倉庫の注意喚起サインなど、社内用途にも大判印刷はよく使われます。広い空間ではA2程度だと小さく見えることも多く、B2〜A1、あるいはそれ以上が選ばれやすいです。

また、社内掲示は「期間の長短」で最適解が変わります。

  • 短期(数日〜数週間):紙ポスター中心でコスパ重視
  • 長期(数ヶ月〜常設):合成紙やパネル、表面保護も検討

大判印刷のサイズ一覧と選び方

ここからは、迷いがちな大判印刷のサイズについて解説していきます。まずは規格サイズ(A判・B判)を把握しましょう。サイズ選びが一気に楽になります。

【一覧表】大判印刷の規格サイズ(A判・B判)

規格寸法(mm)サイズ感
B01030 × 1456駅貼りの特大ポスター
A0841 × 1189A判の最大サイズ・学会ポスター
B1728 × 1030映画館や駅の一般ポスター
A1594 × 841新聞紙を見開きで広げた大きさ
B2515 × 728カレンダー・展示会パネル
A2420 × 594新聞紙の片面(1ページ分)

同じ番号(1や2)でも、A判よりB判の方が一回り大きいのが特徴です。(例:A1よりB1が大きい)

サイズが大きくなるほど視認性は上がりますが、その分掲示スペースコストも増えるため、用途と設置場所から逆算して決めましょう。

ロール幅と長尺印刷(1枚もの/分割出力)

大判印刷は、紙がロール状(巻物)になっているプリンターで出力するのが一般的です。

そのため印刷できる紙の幅(短辺)はプリンターのロール幅までですが、巻物を引き出すように長さは必要に応じて伸ばせるので、横長バナーや垂れ幕のような長尺印刷にも対応できます。

ロール幅は、2.6m幅や3.2m幅といった2m超えのものもありますが、1.3m~1.6m前後が一般的です。

ロール幅を超える超大型サイズは、分割出力 → 貼り合わせで対応するのが一般的です。その際は、継ぎ目が出る前提でデザインを組みましょう。

分割になる場合の注意点(よくある失敗)
  • 継ぎ目に文字・顔・ロゴをまたがせない
  • 背景はできるだけ単色 or 柄を細かくしすぎない(ズレが目立つ)
  • 貼り合わせ位置を想定して余白を確保する

用途別のおすすめサイズ

サイズ選びで迷ったら、まずは「どこに貼るか」と「何m先から見るか」の2軸で考えるのが鉄則です。また、天井の高さ・壁面の幅・導線など、掲示場所の制限も必ず確認しておくようにしましょう。

視認距離とおすすめサイズの目安

視認距離目安サイズよくある用途
〜1mA2〜A1店内POP、掲示板、受付まわり
2〜3mA1〜B1店頭ポスター、通路向け案内
3〜5m以上B1〜B0大きい壁面、イベント会場、遠目の誘導

迷った際はお気軽にご連絡ください。使用用途・掲示場所・周囲の寸法を併せてお伝えいただけたらサイズ選定や素材も含めご提案させていただきます。

大判印刷で選べる素材の種類と特徴

同じデータでも、紙・パネル・布・ターポリンなど素材が変わるだけで、見え方(反射・発色・質感)や扱いやすさ(折り畳める/自立する/屋外に耐える)が大きく変わります。

ここでは、まず用途別の早見表を示し、その後で大判印刷で選べる素材の種類や特徴について詳しく解説していきます。

【早見表】用途別おすすめ素材

用途まず検討したい素材併用されやすい加工
店内ポスター(短期)光沢紙/半光沢紙/マット紙必要に応じてラミネート
店頭・長期掲示合成紙ラミネート(耐久UP)
展示会パネル発泡パネル(貼り)マットラミ、パネル貼り
屋外看板(硬い板)アルミ複合板UV印刷/表面保護
タペストリートロマット/防炎クロス上下袋縫い、棒袋加工
屋外の横断幕ターポリンハトメ、縫製補強

紙系素材(光沢紙・半光沢紙・マット紙・合成紙)

紙系素材は、短期の掲示や屋内用途に強い素材です。発色が良く、コストも抑えやすいため、店舗ポスターや社内掲示などで幅広く採用されます。

「紙」とひとくちに言っても様々な種類があり、種類ごとに表面の質感(ツヤの有無)や見え方が変わります。
たとえば、写真を鮮やかに見せたいなら光沢寄り、照明の反射を避けて文字を読みやすくしたいならマット寄りが選ばれます。

一方で、店頭や入口付近など、湿気や手触りによる劣化が起きやすい場所では、通常の紙よりも合成紙が選ばれることがあります。合成紙は破れにくく水にも強い反面、単価は上がりやすいので「長く掲示する」「屋外に近い環境で使う」など、目的がはっきりしていると選びやすい素材です。

種類仕上がりの特徴注意点おすすめ用途価格帯
光沢紙写真・色が鮮やか反射しやすい写真メインの販促ポスター低〜中
半光沢紙ツヤと落ち着きのバランス強い質感は出しにくい店内ポスター全般低〜中
マット紙反射が少なく読みやすい写真の“ツヤ感”は弱め案内掲示、文字多めのポスター低〜中
合成紙破れにくく耐水性が高い紙より単価が上がりやすい店頭・長期掲示、軽い屋外用途中〜高

パネル・ボード系素材(発泡パネル・アルミ複合板)

ポスターを壁面に立てかけたり、自立させたりしたい場合には、厚みのあるパネル系素材を選択します。

一般的なのは、「紙や塩ビ等に印刷したものを貼りつける」方式で、発泡パネルやアルミ複合板がメジャーな選択肢として挙げられます。

発泡パネル

非常に軽量で扱いやすく、展示会ブースの壁面装飾や、キャンペーンの等身大パネルなどに多用されます。ただし、長期の使用では湿気で反り(湾曲)が出やすいため、基本的には屋内での短期〜中期利用が推奨されます。

アルミ複合板

工事看板や店舗の常設看板など、過酷な屋外環境で長期間使用する場合に採用されます。耐久性が高く、数年単位の掲示にも耐えうる堅牢さを備えています。反り・たわみを抑えたい場面でも選択肢として挙げられるでしょう。

 布・ターポリンなど柔らかい素材

布系素材は、紙にはない強みがあります。折り畳める/持ち運べる/折れジワになりにくいといった扱いやすさです。イベントや展示会で「持っていく」「現地で設置する」用途が多い場合、布が選ばれやすくなります。

たとえば、トロマットは比較的厚手で発色も良く、タペストリー、布製バックパネル、テーブルクロスなど、イベント用途で幅広く使われます。
一方でポンジは薄く、裏抜け(裏側からもデザインがはっきり見える現象)を活かして、のぼり旗でよく採用される素材です。
また、商業施設や展示会場では、防炎指定があることも多く、その場合は 防炎クロスなど「防炎対応」を前提に素材を選ぶ必要があります。

屋外の横断幕・懸垂幕で定番なのが ターポリンです。ビニール系で丈夫なため、雨や風の影響を受ける環境でも比較的安心して使えます。

種類仕上がり・扱いやすさ注意点おすすめ用途価格
トロマット厚手で扱いやすい/発色も良い紙のような“硬さ”は出ないタペストリー、布製装飾、テーブルクロス
ポンジ軽い/裏抜けが特徴薄く耐久性はやや劣るのぼり旗、短期イベント低〜中
防炎クロス防炎要件に対応しやすい単価が上がりやすい商業施設、展示会、屋内イベント中〜高
ターポリン耐水・耐候・強度が高いかさばる/折り目が残ることも屋外横断幕、懸垂幕、長期掲示中〜高

屋内用/屋外用で素材を選ぶときのポイント

素材選びの際に重要なのが、「設置環境」と「掲示期間」です。

屋内の場合は、発色や質感を優先しやすいですが、照明の反射を考慮する必要があります。

一方、屋外で使用する場合には、雨・日差し・風などの影響があるため、耐水性・耐候性・強度が最優先になります。

また、掲示期間も見落としがちな判断軸です。数日〜数週間の短期なら紙でも十分なことが多いですが、数ヶ月以上の掲示になると、色あせや劣化のリスクを見込んで、合成紙+ラミネート、ターポリン、アルミ複合板などの選択肢が有力になります。

「どれが良いか分からない」という場合には、以下3点を明確にすることで素材選定がブレにくくなります。その上で、印刷会社に相談すると最適な素材を提案してもらえるはずです。

素材選びの基準3つ
  • 屋内利用 か 屋外利用か
  • 掲示期間(数日・数週間・数ヶ月以上)
  • 設置方法(貼る/立てる/吊るす)

エクセル・タムではトロマットや防炎加工品、ターポリンをはじめ、布系・化学繊維・ビニール系素材の印刷実績が豊富です。

参考:取り扱い素材一覧

「屋外の横断幕で、サイズと素材を一緒に決めたい」「施設のルールで防炎が必要と言われた」など、仕様が固まりきっていない段階でもご相談いただけます。

大判印刷の印刷方式と仕上げ加工

素材が決まったら、次はそれらをどう形にするかという「印刷方式」と「加工」のステップです。設置方法までを見据えた選択が、使い勝手の良さを左右します。

代表的な印刷方式とインクの種類、さらに仕上げ加工について見ていきます。

主な印刷方式とインクの種類

もっとも一般的なのはインクジェット方式で、小ロットでも対応しやすく、フルカラー表現に強みがあります。

インクジェット印刷では、用途や掲示環境、印刷する素材(メディア)に合わせて、インクの種類(例:溶剤・UV・ラテックス・昇華転写など)を選定するのが基本です。

たとえば、屋外での耐候性や素材との相性を重視する場合は、UVインクラテックスインクが候補に入ります。

UVインク(UVインクジェット)は、インクに紫外線を照射して瞬時に硬化させるため、乾燥待ちの時間が少なく、高い耐候性を持ちます。

ラテックスインクは水性インクでありながらも屋外耐候性を備えており、出力直後でもインク特有のにおいがほとんどしません。環境配慮を優先したい場合や病院・飲食店などの屋内装飾に最適な印刷方式です。

仕上げ加工(ラミネート・パネル貼り・ハトメ・縫製など)

仕上げ加工は、任意でつけるオプションというより、用途や設置方法によっては必須になるケースが多いです。

たとえば、屋外や人の手が触れる場所では、表面の擦れや汚れを避けるためにラミネートをかけるだけで寿命が大きく伸びます。光沢ラミは鮮やかに、マットラミは反射を抑えて上品に見せたいときに有用です。

また、展示会パネルのように立たせて使う場合には、パネル貼り加工によって反りを抑えられ、設置が格段に楽になります。

横断幕・タペストリーでは、吊るすためにハトメ加工や袋縫いが必要です。

ハトメ加工とは

横断幕などの四隅に紐を通すための金属の穴を作る加工のことです。

【用途別】素材と加工の組み合わせ

実務でよくある鉄板の組み合わせをご紹介します。

シーンよく選ばれる組み合わせ意図(狙い)
屋外で長期掲示合成紙+マットラミターポリン+ハトメ+縫製補強耐水・耐久・固定力
屋内の短期イベント紙+(必要なら)ラミ発泡パネル貼りコスパと設置のしやすさ
高級感を出したい展示マットラミ+厚手パネル布系バックパネル反射を抑え上質に見せる

どの加工が必要かは、結局のところ「どう設置するか」で決まるため、加工検討は設置方法とセットで行うのが鉄則です。用途を印刷会社へ伝えることで、素材と加工の最適なセット提案を受けることができます。

大判印刷のデータ作成の基本ルール

大判印刷のデータ作成で最も重要なのは「実寸(仕上がりサイズ)での作成」と「画像の解像度」です。大きな印刷物だからといって、必ずしも高解像度の画像が必要なわけではありません。

ポスターとして壁に貼るものであれば、原寸で目安として150dpi〜200dpi程度あれば綺麗に仕上がります。

また、カラーモードは基本的にCMYKで作成してください。スマホやPCの画面で見るRGBカラーのままでは、印刷した際に色が沈んでしまうトラブルが発生しやすいためです。

文字の「アウトライン化」や、断裁ズレを防ぐための「塗り足し(通常3mm程度)」も忘れずに行いましょう。

大きなサイズの印刷物は、小さなチラシなどとは異なる特有のデータ作成ルールがあります。不備があると再入稿の手間や、納期の遅延につながるため、以下の基本を抑えておきましょう。

大判印刷の基本ルール

  • サイズや倍率
    • データサイズは仕上がりサイズ実寸で作成する
    • 縮小する場合も、仕上がりサイズとの倍率を明確にしておく
  • カラー
    • カラーモードはCMYKに統一する
    • RGB画像は事前にCMYK変換して、色味の差が出る可能性を想定しておく
  • 解像度
    • 画像の解像度は、原寸で150dpi以上を目安にする
    • 近くで見るポスターや精細な写真主体なら200〜300dpiあると安心
  • 塗り足しと余白
    • 周囲には塗り足し(通常3mm程度)を設ける
    • 切れては困る文字やロゴは仕上がり線から内側に余白をとる
  • フォント
    • 文字は、遠目からでも読める十分な文字サイズを確保
    • 極端に細い線や細文字はできるだけ避ける
    • フォントはアウトライン化(または画像化)
  • 画像関連
    • 画像リンクは埋め込み、またはリンク画像ファイルを同梱
    • リンク切れがないか入稿前にチェックする
  • 入稿形式と最終チェック
    • 推奨の入稿形式(PDF/AI など)に揃える
    • カラープロファイルやトリムマークの設定は印刷会社の指定に合わせる
    • 最後に、仕上がりサイズ・トンボ・塗り足し・誤字脱字をチェック
    • 不安があれば事前に印刷会社へ相談する

詳細なルールや具体例については以下の記事で解説しています。

大判印刷の料金相場と納期の目安

大判印刷の価格は、基本的に サイズ × 素材 × 加工 × 枚数 の掛け算で決まります。同じA1でも、紙1枚なのか、ラミネートをするのか、パネル貼りまで含むのかで、費用感は大きく変わります。

ここでは初めての方向けに、よくある仕様の相場目安を紹介します。
※仕様確定後のお見積りで最終確定します。あくまで目安・一例としてご参考ください。

料金の考え方(サイズ・素材・加工・枚数で変動)

大判印刷の料金は、単純な「面積」だけでなく、「素材の種類」と「加工の有無」の組み合わせで決まります。

また、多くの印刷会社では、1枚だけの注文よりも10枚、20枚とまとめて依頼することで、1枚あたりの単価が2割〜3割ほど安くなるボリュームディスカウントが設定されています。

目安として、屋内用のA1サイズポスターであれば1枚3,000円前後、発泡パネル仕上げにすると4,000円〜5,000円程度が相場となります。横断幕などの布系素材は、面積(平方メートル)単位での計算が一般的です。

屋内用ポスター印刷(マット紙 or 光沢紙)1枚あたりの目安

サイズ代表的な用途イメージ1枚あたりの相場の目安(税込)
A2店内ポスター・小さめ案内用約 1,600〜1,900円
B2店舗ポスター・案内表示約 2,000〜2,200円
A1店舗・施設ポスター、学会ポスター約 2,500〜3,000円
B1店頭ポスター・イベント告知約 3,000〜3,500円
A0大型ポスター・展示会パネル用約 4,000〜5,000円

発泡パネル(屋内用)印刷+パネル加工込み 1枚あたりの目安

サイズ代表的な用途イメージ1枚あたりの相場の目安(税込)
A2小型パネル、卓上・受付カウンター横など約 2,500〜3,500円
B2店頭・店内パネル約 3,000〜4,500円
A1展示会パネル・スタンド看板用約 4,000〜5,000円
B1大型パネル・バックパネルの一部など約 5,000〜7,000円
A0大型展示パネル・説明ボード約 7,000〜9,000円

ターポリン横断幕(屋外向け)+ハトメや縫製込みの価格目安

サイズ例(mm)面積の目安想定シーン価格相場の目安(税込)
1800 × 600約 1.1㎡店頭用小さめ横断幕約 6,000〜12,000円
2700 × 900約 2.4㎡店舗・イベント告知幕約 10,000〜20,000円
3000 × 1200約 3.6㎡学校・店舗の定番横断幕約 14,000〜30,000円

素材や加工の選定からご相談を承ります。無料お見積りも可能ですので、用途や設置環境が固まりきっていない段階でもお気軽にお問い合わせください。

納期の目安と特急で依頼するときの注意点

通常、データ確定から発送まで1週間〜2週間程度が一般的です。製作数や大きさ(出力長)、加工量によっても変わってくるため事前に確認しておきましょう。

短納期を希望する方向けに、特急対応を行っている会社もありますが、その際は追加料金が発生することが多いため注意が必要です。

さらに、短納期での依頼は、データに不備があった際の修正時間が確保できないというリスクも伴います。

特に初めての注文や大規模なイベントで使用する場合は、余裕を持って2〜3週間前には相談しておくのがおすすめです。

色味確認やサンプル確認、設置方法に合わせた加工相談がしやすくなり、仕上がりの満足度も上がりやすくなります。

大判印刷の注文~納品の流れ

大判印刷は、一般的に次の流れで進みます。流れ自体はシンプルですが、ポイントは最初の相談段階で「設置環境」まで共有することです。ここが分かるだけで、素材・加工の提案精度が大きく上がります。

STEP
お見積り

まずは用途を伺い、サイズ、素材、加工、希望納期に基づき最適なご提案をします。

STEP
発注(仕様確定)

詳細な仕様の確定と発注が行われます。

STEP
データ入稿(形式確認・データチェック)

印刷会社のWebページ上での入稿やメール入稿が一般的です。

STEP
サンプル試作/色味確認(必要な場合)

必要に応じて校正や色合わせを行います。
※ご対応範囲により有償になる場合もあります。

STEP
印刷

ご入稿データを印刷用に変換し印刷していきます。

STEP
後加工(ラミネート、パネル貼り、縫製、ハトメ等)

ラミネートやハトメなど後加工を行っていきます。

STEP
梱包・発送/納品

指定のパッキング方法で梱包して出荷します。引き取り対応をしている会社もあります。

エクセル・タムでのご注文〜ご納品の流れについては、以下も併せてご確認ください。
>>データ入稿のご案内

大判印刷に関するよくある質問(FAQ)

Q. 大判印刷は1枚だけでも注文できますか?

はい、大判印刷は1枚から対応できるケースが多いです。大判印刷はオンデマンド出力が主流のため、小ロットでも作りやすくなっています。

ただし、複数枚割引が効くのは「同仕様・同デザイン」が前提になりやすく、デザイン違い・サイズ違いは別案件扱いになることがあります。

複数パターンをまとめて発注する場合は、事前に割引条件を確認すると安心です。

Q. どのサイズを選べば良いか分からないのですが…

まずは「どこに貼るか」のスペースを測ってみてください。

その上で、見る人との距離が3m以上離れているならB1以上の特大サイズ、手元で見る案内板ならA2〜A1サイズが目安になります。

実際には、設置場所や用途などにより変わってきます。迷われた際は、印刷会社に相談するのが確実です。

弊社では、サイズ選定や加工に関するご相談も承っております。以下4点をお伝えいただくとより最適なご提案が可能です。

ご相談時によく伺う4点
  • どこで使う(屋内/屋外)
  • 用途(イベント・催事・掲示用垂れ幕・パネル等)
  • 想定している掲示(使用)期間
  • どれくらいの遠さ(距離)で見ることを想定しているか

Q. 屋外に長期間掲示しても大丈夫ですか?

素材と加工を適切に選べば、屋外へ長期間掲示することも可能です。屋外は雨や風など劣化要因が多いため、耐水・耐候・強度を優先してください。

長期掲示には、合成紙+ラミネート、ターポリン、アルミ複合板がよく採用されます。

屋内向けの紙を加工なしで屋外に出すと、雨や日差しで短期間に劣化する可能性があり注意が必要です。

Q. デザインデータがPowerPointしかありませんが印刷できますか?

印刷会社の対応範囲によりますが、一般的にはAI/PSDが推奨されます。

PowerPointは画面用の設計になりやすく、仕上がりサイズによっては解像度不足が起きることがありおすすめできません。

Q. 送料はどのくらいかかりますか?

数百円ほど〜3,000円前後まで、配送地域・サイズ・重量で変動するため、基本的にはお見積り時に提示する流れになります。

折れやシワがつきにくい素材の場合には、折りたたんでコンパクトに発送できるため送料も抑えやすいです。

一方、折れを防ぐためにロール状で発送する場合には、一般的に配送料は上がりやすくなります。

まとめ|大判印刷は「目的・サイズ・素材」を決めるとスムーズ

大判印刷は、チラシや名刺といった一般的な印刷物と比べ、自由度が高い分、素材や加工の選択肢が多岐にわたります。しかし、その基本は非常にシンプルです。

  • どこで使うか(屋内か、屋外か)
  • どんな用途で使うか(バックパネルとして、店内ポスターとして等)
  • どのくらいの期間使うか(短期か、長期か)
  • どのくらいの距離から見せるか(サイズと文字の大きさ)

この4点を整理しておくだけで、最適な素材と加工は自ずと決まってきます。大きな印刷物には、人目を惹きつけ、その場の空気感を変える力があります。

私たちエクセル・タムは、創業50年の経験を活かし、お客様の目的に合わせた最適な大判印刷をご提案いたします。「こんなものを作りたい」という大まかなイメージだけでも構いません。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

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