曲面へのフルカラー(4C分解)パッド印刷
パッド印刷 4C 印刷
- 【加工方法】パッド印刷 4C 印刷
- 【インク】プロセスカラー(C・M・Y・K)
- 【サイズ】Φ26㎜
- 【納期】製版2週間+印刷1~2週間程度
ゴルフボール(Φ43mm)に対し、フルカラーデータを4C分解(CMYK)し、多色機にてΦ26mmサイズでパッド印刷を行った印刷技術事例です。
球体へのフルカラー印刷はUVインクジェットが主流ですが、球面に対して広範囲に印刷しようとするとインクの飛び散り(ミスト)が付着する課題があります(弊社UV推奨値Φ18mm程度)。今回、際まで色を入れる目的でパッド印刷での検証を実施しました。
【できること・メリット】 UVインクジェットで生じるミストの影響を受けず、最大Φ26mmサイズまで印刷が可能です。また、UV印刷と比較してインクの膜厚が薄いため、打球時の空気抵抗への影響が少なく、打撃や擦れにより傷等は入りますが剥離強度も比較的強い為、UVインクジェット印刷に比べて実用強度は有しております。(※弊社UVインクジェット比較)
【できないこと・苦手なこと(注意点)】 一方で、パッド印刷による4C分解印刷には以下の物理的な制約があります。
- 濃度調整が不可: 各色の濃さは製版時の版の深さ(インク量)に依存するため、印刷機上での細かな色の濃度調整はできません。
- 曲面印刷による色ブレ: 曲面にパッドを押し当てる際、パッドの伸びやひずみが発生します。これによりCMYK各色の網点の重なりにズレが生じやすく、狙った色に対して多少の「色ブレ」が発生します。
弊社では、これらの特性(メリット・デメリット)をふまえ、お客様の求める品質や用途(耐久性重視か、色調の厳密さ重視かなど)に合わせた最適な印刷方法をご提案いたします。